FC2という「レモン市場」での戦い方
おはようございます!
皆さんは「レモン市場」という言葉をご存知ですか?
レモン市場とは
レモンというのは実際かじってみないと品質がわかりません。それと同じように、商品の品質がパッと見わかりにくく、買い手が粗悪品を掴まされやすい状態にある、というような市場を「レモン市場」と言うそうです。
売り手側は「粗悪品を黙って売ったもん勝ち!」となってしまいがちで、市場には粗悪品ばかり並んでしまいます。そんなんだから買い手は「高い金出して騙されたら嫌だから安いものしか買わない」となってしまいます。
こうなると真面目に良い商品を適正価格で売ってる人が一番損をします。何とか商品買ってもらうためには価格を下げるしかないけど、それでは全然設けが出ないため、商売を続けていくのが厳しくなってしまう…そして結局市場にはゴミみたいな商品しか残らなくなる…。
どうでしょう、これって「あのサイト」みたいだと思いませんか?
そうです。FC2コンテンツマーケットです。
FC2にはゴミみたいな粗悪商品ばかり溢れている
FC2コンテンツマーケットというプラットフォームをユーザーとして使用したことがある方ならわかると思うのですが、あそこに転がってる商品の大半は粗悪品です。
ただつまらない作品というだけならまだしも、一見すごそうに見える作品だけど買ってみたら全く価格通りの価値を持たないゴミ商品、というパターンがひじょーーーーーに多い。
買い手が商品の良し悪しを判断するにはタイトル、サムネイル画像、サンプル動画、商品紹介文などを見るしかなく、商品の中身の良し悪しがハッキリわかるのは購入後です。事前に分かる情報はあくまでその商品のほんの一部にすぎません。
いわゆる「情報の非対称性」というのが起こっています。売り手は当然自分の作品が良品なのか粗悪品なのかはわかっています。だけど「これは粗悪品です。価値ありません」なんて言ってしまったら買ってくれる人が現れません。かといって没にして売らないという選択をしてしまったら大幅な赤字を確定することになってしまうので、何とかして商品を売りさばかなければなりません。
だからこそFC2では「粗悪品だけど良品を装って売り抜ける」というやり方が横行するわけです。
僕自身タイトルやサムネ、商品紹介文から「これは良さそう!」と思った商品を買ってみたけれど、中身は愚にもつかない駄作で「こんなもん商品として売るな!〇ね!」と悪態ついたことが何度もあります。
そんなもんだからFC2では「良さそうに見える商品でも大半はゴミ」というのはユーザーの中でも共通認識です。
FC2新規参入者に降り注ぐ洗礼
とはいえFC2は大量のユーザーと取引額を抱える巨大市場。同人AVで成り上がろうと夢見るハメ.撮り師たちが続々と参戦していきます。
しかし大半の販売者は「洗礼」を受けてはじき返されます。
商品が全然売れないのです。
それもそのはず、前章で説明した通り、FC2にはゴミ商品があふれかえっているので、ユーザーはそう簡単に商品を買ってくれません。
価格で言うと高額商品はまず売れません。一部の信頼のおける販売者を除いて、売れる商品は500円や980円くらいの激安商品くらいしか手に取ってもらえません。それぐらいだったら例え騙されたとしても「勉強代」と割り切りやすいからです。
新参販売者は信用が決定的に足りません。ポッと出の新規アカウントが5000円だの6000円だの販売しても売れるハズがありません。
例え2000円とか3000円とかが適正価格だとしても、疑いに満ちたユーザーは「こんなに払った上で騙されたくない!」という防御反応が働き簡単には買ってくれません。
せっかく良品を適正価格で売っても、このように市場に突っぱねられてすごすごと退場させられる新人販売者が後を絶たないのです。
レモン市場で健全な販売者が勝ち抜くにはどうしたらいいか?
ではそんな厳しい戦場であるFC2でどのように戦っていったらいいのでしょうか?
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