スペシャリストよりもジェネラリストを目指せ

おはようございます!

最近同人AV制作駆け出し期の方からご相談いただく機会が増えました。

今回の記事ではそういう同人AV始めたての方というか、まだ作品販売前の段階でこれから頑張って稼ぐぞという段階の方向けの内容を書いていきます。

やる気のある優秀な人ほどやってしまう罠

よくX上では初心者ほどクソみたいな相談をしてくるもので、「どうやって女の子見つければいいですか?」とか「売れるジャンル教えてください」みたいな短絡的なことを聞いてきて呆れる、みたいな話を聞きます。

しかし僕の元に相談に来てくださる方は事前に自分でしっかり考えてきた上で僕に質問を投げかけてくれるので、こちらとしても気合いを入れて相談にお答えすることができます。

まずは自分でできる限りのことはやり、行き詰まったら人に相談する」という部分は前提にしてもらうとして、やる気ある人ほど陥りがちな罠があります。

それは「事前に考え過ぎて行動が止まってしまうことがある」ということです。

例えば「コンセプトを練り過ぎてドツボにハマる」というのはかなりあるあるです。

以前個別相談してくださった方で、ご自身のアカウントのコンセプトをガッチガチに固めていた方がいらっしゃいました。あまりに細かくコンセプトが決まっているものだから、なかなか作品に出る適性がある方に巡り会えず、女優さん探しの段階で停滞してしまっていました。

また別のパターンとして「撮影に凝り過ぎて編集が地獄」という方もいたりしました。

ご自身の中で撮りたい映像、見たい映像が多数あり、すべてのアングルからの撮影を成し遂げるためにカメラを三つも四つも設置し、そのすべてのアングルの中からシーンごとにベストショットをセレクトして一つの動画にまとめるというマルチアングル編集を行っていました。

これは僕自身も経験あるのですが、マルチアングル編集は鬼のように時間と手間がかかります。ベストショットが一つに定まったり、体位ごとに採用するアングルが決まっているならある程度楽なのですが、「アングル1もいいしアングル3も捨てがたい。アングル4も好きな人がいそう」みたいにどのアングルもそれなりに良く撮れてしまっている場合はアングルを一つに絞るだけでも相当集中力を要します。

編集始めた当初はまだ頑張って作業できるのですが、やがて集中力が切れてきて、終盤はかなり適当な編集になってしまうなんてこともよく起こります。

こんな感じで、やる気のある販売者ほどこだわりの強い作業行程に必要以上に時間をかけてしまう、という事態に陥りやすいのです。

まずはすべての行程を回すことに慣れろ

同人AV制作はざっくり言うと以下の行程に分類できます。

①企画コンセプト決め

②台本・企画書作り

③女優さん探し・交渉

④撮影本番

⑤動画編集

⑥販売作業

⑦広告宣伝

初心者がまずやるべきことは何でしょうか?

答えは「①から⑦までのすべての行程を一人で回すことに慣れろ」です。

人によって得意不得意や好き嫌いがあって、どの作業に特に意識を割いてどの作業は軽くこなすくらいでいいのかなどは異なります。自分でやるべきところと外注さんやスタッフに任せた方がいい部分なども人によって差があるでしょう。

しかしどの作業が大事かと言われればすべて大事です。どの行程が抜けても作品は完成しませんし、収益も上がりません。

少なくとも一人監督でやっていこうとする場合。特に本業を持っている状態で副業として始める場合などは、基本的にすべての作業は一人でこなすことが前提になっているはずです。

まずはすべて自分一人で通しで作業をこなす感覚に慣れることが最優先です。

一つの作業のスペシャリストになることと、すべての作業を一人でこなせるようになることは、求められる能力が全然違う

ここから先は

1,166字

たった一人で同人AV(個人撮影AV)事業に挑戦している珍貝マコトの考えていることや制作の裏側を知れる…

入門コースBASIC(メルマガ)

¥1,000 / 月
初月無料

入門コースPLUS(メルマガ+コミュニティ)

¥3,000 / 月
人数制限あり

修行コース(月1回個別相談と目標管理)

¥20,000 / 月
募集終了

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?