なるほどね!と思った、椅子選び

最近、<人をダメにする〇〇>という記事を良く見ます。最初は、何それ???と思って、内容を知らずに見てみたのですが、納得でした!笑 物事が便利になるということは、良いこともある一方で、<人をダメにする>ことも確かにあるように思います。<ダメにする>の言葉の定義にも色々とあると思いますし、賛否両論あるとは思いますが。

私個人的には、パソコンを使うようになってから、漢字をどんどん忘れていってしまう、ノートに文字を書いていると腕がすぐに疲れるようになった、瞬きをする回数が減ったのか?目が乾いたり疲れやすくなった、ということがあります。<人をダメにする>というか、人間としてもともと持っていた機能を使わなくなっていく、ということなのだと思います。そして、使わなければ当然退化してくる。

私は、かなり面倒臭がり屋なので、効率良く物事を進めようとする傾向が強いのですが、最近は、何をもって<効率>良くと考えるか?に気をつけるようにしています。<効率>と言えば聞こえは良いですが、場合によっては、ただ<ラクをするため>のことを<効率>という言葉を使って、キレイごとになってしまっていることが世の中には多いように思います。

つまり、便利になるということは、基本的には<ラクになる>ことが前提にあり、その<ラクになる>という言葉を、どのように捉えるか?で、<効率>にもなるし<人をダメにする>ものにもなるのだろうと、最近特に思います。

私は今、自宅の引越しをしている最中でして、自宅にもオフィスを一部屋作ることにしたため、自宅オフィス用の机と椅子を購入しました。ワークフロームホーム、オンライン化が進んだことで、長時間座る椅子は値段が高くても良いものにこだわろうと、椅子を専門に取り扱っているお店のショールームに行って購入しました。

そこで、店員さんにアドバイスされたことは、座り心地が良い椅子と、見栄えが良いオシャレ目的の椅子と、仕事に適していて身体に良い椅子は違う、ということ。私はもともと、椅子に限らず、見栄えをそこまで重要視する方ではありません。そのため、見栄えがいくら良くても、機能性が優れていなかったり身体によくないものは興味がありません。

厄介だったのが、心地良い椅子と機能性の高い椅子で迷ったことでした。ややリクライニングができるのです。椅子に座ったままストレッチをすると、とても気持ちよくリフレッシュしました。ただ、椅子としての安定感を考えたときに、身体のサポート力にはやや欠ける・・・というのが、唯一のマイナスポイントでした。

そこで、さすがお店のスタッフ。私のライフスタイル、私が気をつけていること、私の家にある家具、私の仕事の内容、1日のどのくらいの時間仕事をするのか?などを聞かれました。そして、アドバイスをしてくれました。仕事の合間に、ちょっと疲れたからとストレッチをする、その数分のための椅子が本当に必要?リフレッシュ、リラックスするなら、あなたはソファーやベッドに行くでしょ?ゲームをするわけでもない、あなたは頭を使ったり、人前で講義をしたり、真剣なビジネスをしている人。だったら、機能性と身体への負担や姿勢を優先させたほうが良いわ。この椅子は前傾にもできるし、後傾にもできる。これでキーボードを使ってみて。全然違うでしょ?

そのアドバイスと、姿勢の違いを実際に体験・体感したことで、最終的に迷いなく、後悔することもなく、値段は高いけれども満足のいく椅子を購入することができたのでした。どなたかの参考になれば幸いです。


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