まずは、自分の社会的カテゴリーを受け入れる
昨日の投稿の続きです。
自分の社会的カテゴリーを受け入れるには、どうしたら良いか?私が、まず己を知る、自分が社会的に、どのくらいの位置にいるのか?を知ったのは、<受験>かもしれません。私は、中学校までは公立に通っていましたので、まず<高校受験>が初めての経験です。受験は<偏差値>というもので判断されますから、わかりやすいですね。世の中で、偏差値がどのくらいの高校が、何%くらいあるか?そして、その高校はどのくらいの進学率か?など、一目でわかりますから。
そして、大学受験。これも同じですね。試験に合格しなければ入学することはできないのですから。私は自分が行きたくて好きで受けた大学は、すべて落ちました。その時に、あー、こちらがいくら行きたくても、お呼びでない、相手にされない、入れない、ということを経験しました。実際に、試験に合格してこの大学に通っている人はたくさんいる。でも、私はこのレベルに達していないのだとわかりました。
これだけでは終わりませんね。今度は就職です。就職するにも、学校推薦や学閥というものがありましたね。弊社は、おたくの大学からは申し訳ございませんが・・・と丁重に断られることもある。つまり、面接すら受け付けてもらえないという状況です。門前払いというやつですね。そして、就職するにも、何社も何社も面接を受けて、受かるか?断られるか?受かった会社の規模やレベルや職種、落ちた会社の規模やレベルや職種。それを見れば、自分の<現在地>や<己の社会的位置>は、ある程度検討がつきます。
自分はどのくらいのところであれば、必要とされるのか?やっていけるのか?そして、それをその時の自分の<現在地>だと受け入れる。あとは、どうしたいか?は自分次第。でも<己の現在地>がわかっていれば、過度に自分自身に期待し過ぎることも、過小評価し過ぎることもないため、いちいち断られたことで落ち込んだり、できない自分に一喜一憂したり、過度に喜んだり、ショックで思考停止したり、ということはなくなります。
まずは、<己を知ること>。それには、様々な分野を覗いてみると良いと思います。そして、そこは自分に合っているか?かなり無理をしないとやっていけない場所か?例えば、私は金融やメディアで働いてきました。一般的に、ではありますが<それなり>のポジションでやってくることができました。今はNLPの世界にいます。NLPの世界では、世界のトップ25のレベルにまで入ることができました。でも私が、女優やモデルやタレントになって売れたか?デザイナーやアーティストや音楽家になって売れたか?と言ったら、相当大変だったと思います。だからと言って、自分と女優さん、自分とデザイナー、自分とモデルさん、自分とアーティストを比べて、いちいち一喜一憂したり、落ち込んだり、反省することなど、全くありません。己の<現在地>を理解しているし、比較するに値する対象ではないことも、十分理解しているから。そもそも、マーケットも規模も専門も、位置やレベルが全然違うのです。同じ土俵にいないので、そもそも比較することすらおかしい。
苦しんでいる人を、本当にたくさん見ます。そういう人に共通しているのが、現実が見えていない、ということ。現実の自分と理想の自分の乖離が大きすぎて、本当の現実の自分を認めることができずにいる人、それで苦しんでいる人が本当に多いです。己を知って、己の人生を受け入れる。何者かになろうとしなくて良い。いまのままの自分で、十分素敵です。そのままで良いと思います!そしたら、もっと幸せに、楽に生きられる。どなたかの参考になれば幸いです。
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