自分の愛読書「よろこびの歌」【本の紹介】
どうも~千夏です。今日は大好きな本、「よろこびの歌」(宮下奈都著)について書きます。
実はこの本はnoteを始めた頃(2ヶ月前)は持ってはいませんでした。
高校で借りたきり、読んでもいないのです。
だいたい、思い入れのある本は家にはありません。
家にあると持っている本のひとつでしかなくなってしまうけれど
ないと簡単に内容を読み返せない分
思い出す頻度も増えるからだと思います。前に少しだけ触れた「青い天使」倉橋燿子著も手放してしまってからよく話を思い出すようになり、思い入れのある本になりました。
クリエイター名 千夏はこの作品のヒロインのひとり(物語の構成上ヒロインがたくさんいるんです)から取ったものです。
クリエイター名の由来についてはこちらにも書いてます↓
自分は合唱にずっと縁があり、この本は合唱をテーマにした作品ということを知って惹かれました。
ただ合唱への思いが強いあまりに期待外れな作品だったらどうしようと考えているうちに時が経ち、
なんと初めてこの本を知ってから読むまでに半年ほどかかりました笑
この秋noteを始めてから「よろこびの歌」や「千夏」への思いはますます強くなりとうとう今週入手しました。
名前の由来でもお話ししたように、登場人物たちは
満足できる環境や境遇というには少し足りない状況に置かれています。
校内の合唱コンクールがあり、クラスメイトたちが合唱によって互いに「仲間」になる様子を追っていくと
良い学校だなと思いますが
この学校が一番良い!と思って入った人は(少なくとも語り手となっている人の中には)おらず、どちらかといえば消極的な理由で入学しています。
かといってすごくポジティブな考えを持っていたり、空元気で動いていたりする人は一人もいないのです。
そうではなく、
ちょっとずつその環境を好きになっていく、適応していくといった感じなのです。
あえてここではこんなふうに抽象的に紹介したのには3つの理由があります。
ひとつはネタバレ防止の為、
もうひとつは自分自身が話の細かいところまで覚えておらず読み直してから深い感想をもう一度書いてみたいからです。
そして最後はどの登場人物に共感するのか、どこに共感するのかは人それぞれだと思うからです。
あまりに良かったところを書きすぎるとそこにしか目が行かなくなります。
できる限り本の中身を伝えすぎないで魅力を伝えたいのです。
自分自身注目ポイントをまとめた動画やパンフと実際の本がちがうと思うことはよくあるので
読みどころを語るのは価値観の押し売りになってしまう気がしたのです。
なお、再読し終わったらネタバレありで自分の主観をもっと全面に押し出したものを書きます。
こちらは読んだことのある方に楽しんでもらうための記事にするつもりです。
自分(=私、千夏)はこう思ったということを書くだけなので、こんな感想を持つ人もいるんだな
という程度のものだと思ってください。
※他の本の記事のように、【推し本】としなかったのはわざとです。
この本を自分のおすすめの本の一つにしたくなかったからです。
自分はおすすめというレベルではないほどこの本を愛しています。愛読書です。
【おまけ】好きな合唱に関する小説を2つあげておきます。
こちらよろこびの歌の続編です。