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【読書メモ】『あっという間に人は死ぬから』佐藤 舞(サトマイ)
佐藤舞さんの著書『あっという間に人は死ぬから』は、「流されるままの人生」から「自分で方向を決める人生」にシフトするためのヒントを与えてくれる一冊。
時間に追われるのではなく、理想を追いかける人生を歩みたい方にぴったりの内容となっています。
本書は4つのステップで構成されています。
人生の浪費の正体を見つける
人生の3つの理について理解する
自分の本心に気づくワークを行う
価値観に従って行動する
という流れで、自分の時間の使い方を見直し、本心に従った生き方を実現する方法を学べる内容になっています。
人生の浪費の正体とは?
本書では、私たちが「時間がない」と感じるのは、実際に時間がないからではなく、人生を浪費しているからだと述べられています。
その浪費の原因は「人生の3つの理」を避けるために、無意識のうちに誤った時間の使い方をしていることにあります。
人生の3つの理とは?
死
孤独
責任
これらを避けるために、自分にとって本当に重要ではないことに時間を使ってしまう結果、時間を浪費してしまうのです。
では、どうすればこの「人生の理」と向き合い、コントロールすることができるのでしょうか?
人生の3つの理との向き合い方
第2章では、「人生の3つの理」から逃げるのではなく、向き合うことの重要性が語られています。
体験の回避行動をやめる
コントロールできることに目を向け主体的に行動する
自分の本心(価値観)を明確にする
また、ここで強調されていたのが、「気づくことの大切さ」です。
自分の弱さや嫌な部分を責めるのではなく、まずは「自分の逃避行動のパターン」に気づくこと。
そして、良し悪しのジャッジをせずに、自分自身を受け入れることが重要だと述べられています。
自分の本心(価値観)を見つけるワーク
第3章では、自分の価値観を明確にするためのワークが紹介されています。
多くの人は、「本心」や「価値観」が何かを明確に言葉にするのが難しいと感じます。
私自身も、過去に「これが自分の価値観だ」と思っていたものが、実際には心の底からの言葉ではなく、その場しのぎのものだったと感じることがありました。
本書では、具体的な質問を通じて「本当に大切にしたい価値観」を見つける手助けをしてくれます。
価値観に沿った目標設定
第4章では、「価値観に沿った目標設定」について詳しく説明されています。
目標設定は、3段階で考えるとよいとされています。
目的(最も高いレベルの目標)
価値観とも言い換えられる。
例:人生を楽しむ、自由に生きる。
目標(目的に向かうための中間指標)
例:ブログで月10万円の収益を得る。
手段(目標に向かうためのアクションプラン)
例:毎週1記事を投稿する。
目標がうまくいかないときの対処法
本書では、目標がうまくいかないときに「すぐに諦めるのではなく、チューニングして解像度を上げる」ことの重要性が語られています。
たとえば、ある目標が達成できなかった場合、
「本当にこの目標は自分の価値観に沿っているのか?」
「もし違和感があるなら、どこを修正すれば良いのか?」
「別の手段を試すことはできるか?」
と考え直し、柔軟に目標を設定し直すことが大切だと述べられています。
価値観を見つけるには朝のゴールデンタイムを活用しよう
自分の本心や価値観を見つけるためには、静かに集中できる時間が大切です。しかし、日中や夜はなかなかその時間を確保しづらいですよね。
実は、朝目覚めてすぐの時間が「ゴールデンタイム」と言われています。朝の時間を有効に活用し、自分のための充実した時間を持ちたい方は、朝活コミュニティを試してみるのもおすすめです。
私自身、この朝活コミュニティのおかげで読書時間が増え、以前はなかなか読めなかった本にも取り組めるようになりました。
また、読んだ内容をアウトプットすることで、こうして記事としてまとめることもできています。
詳しくは、私のブログ記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
『あっという間に人は死ぬから』は、単なる時間術の本ではなく、「時間の浪費の正体」に気づき、価値観に沿った生き方をするための指南書でした。
私が特に印象に残ったのは、
「時間がない」のではなく、「時間を浪費している」ことに気づく。
人生の3つの理(死・孤独・責任)に向き合う。
価値観に沿った目標設定をし、柔軟に調整していく。
というポイントです。
もし、「これまで時間管理の本を読んでもしっくりこなかった」「時間に追われる毎日から抜け出したい」と思っているなら、この本を読んでみるとたくさんヒントが見つかります。
私自身も、この本を何度も読み返しながら、価値観に沿った人生を歩んでいきたいと思いました。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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