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"周りと違う”ことを”自分の個性”と思えるまで
はじめまして、チナーミアと申します。
私は地方都市に住む20代で、アルプスの文化と美しい景観を見ることが好きです。普段は会社で働いています。
そんな私には、小さい頃から周りの人と違っていたり、標準から外れていることに対してコンプレックスを持っていました。
標準から外れていることで、周りの人に受け入れられるのだろうかと常に不安に感じることが多くありました。
私が体験した”周りと違う”ことを、”自分の個性”として思えるようになれたエピソードを紹介しようと思います。
1.ヨーデルとの出会い
私は小学校高学年の頃から、声がとても出しづらくなりました。綺麗な声に切望するも、裏声を出すことで何とか保とうとしていました。
そんなある日、思いがけない出会いがありました。
中学1年生の頃にヨーデル(アルプス音楽)が紹介される番組がありました。その時の私にとって、ヨーデルといえば「アルプスの少女ハイジ」に出てくる音楽としか認識していませんでした。
番組ではスイスヨーデルをメインに流していましたが、裏声を使うにも関わらず、合唱曲のような美しいメロディーとハーモニーが流れる曲に、すっかり夢中になっていました。
それまでは裏声というと、”変わった声”という認識しかなかったのですが、ヨーデルとの出会いによって、肯定的に捉えることができました。悩みから出会いが生まれたことには感謝です。
2.性格心理学との出会い
中学生の頃の私は、激動の時代でした。小学生の頃と比べて体や心、人間関係が大きく変わり、悩み多き生活を送っていました。
自分が何者なのか、今後どのように生きようか考えていました。ある日、書店で心理学(特に性格心理学)の本を見つけました。本を読んでいると人には”性格”というものがあり、”分類”できることを知りました。
今まで一人で悩みを抱え込んでいた私にとって、”分類”によって”自分だけじゃない”と思えたことが嬉しく、性格について夢中で調べていました。性格を知ることで、一人ひとり違うけど、それでいいと思えるようになりました。
また、一人ひとり違うからこそ、適職やパーソナルカラーといった性格を応用したものにも強い関心を持ちました。
性格心理学によって、人の多様性を肯定できるようになりました。また、分類によって自分を表す言葉を教えてくれたことで、悩みから一歩前に進むことができました。本当に感謝の気持ちだと思いました。
3.現状と今後について
今でも、”周りと違う”ことに全く悩むことがないわけではないです。周りと同じことって自分ではあまり意識しないと思います。周りと違うからこそ、その違いに意識しやすく、敏感になるのだと感じています。
私は、ヨーデルや性格心理学の出会いによって、”周りと違う”ことへの悩みを肯定できるようになったと思います。そのことには感謝しています。
ポピーも牛も、そして人も、それぞれみんな違います。人は違いがあるからこそ、お互いの価値や魅力、長所に気づけるのだと思います。個性を認めつつ、個性を生かして互いに協力し合うことが暮らしやすい社会につながるのではないでしょうか。