海外で仕事する(1)(収入編)
自分が長期にわたって海外で仕事をした
話をしたいと思います。
この会社は、海外の仕事を多くしていた企業なので、出張関係の手当が、すべてがUS$決済でした。
海外に行きはじめた頃は、
一年以上海外に仕事で行っても、
日本の会社の社員で、出張扱いでした。
イラクの場合、社員なので、
日本の給料はそのまま手つかずで残ります。
イラクのホテル住まい(事務所での仕事):
出張手当(US30$)+宿泊費(US100$)+危険手当(US50$)
キャンプ住まい(サイトでの仕事):
出張手当(US30$)+危険手当(US50$)
行きかえりの途中の国(インド、タイなど)でホテルに泊まる場合:
出張手当(US30$)+宿泊費(US100$)
もろもろの手当は、社員のランクにより異なります。
当時は1$=280円ぐらいでしたので、
US30$と言っても8,400円にはなります。 今は4,000円ぐらいですか。
ホテルはピンキリで、US100$は無いと危険なこともありました。
これで、一年いると、7,800,000円程度、
当時は新入社員で給料は3,000,000円程度ですから、
給料の三倍収入があったことになります。
その後の、スリランカ、中国などの場合は、
1~6か月の出張の繰り返しで
スリランカ、中国の宿舎住まい:
出張手当(US35~50$)+スリランカの場合は危険手当(US10$)
行きかえりの途中の国(タイなど)でホテルに泊まる場合:
出張手当(US35~50$)+宿泊費(US120$)
ちょっと会社でのランクが上がり、手当がふえました。
イラクは戦時国で、イラン-イラク戦争中で、
一般の死亡保険は死んでも保障されません。
住友生命以外では一般人の戦争特約は無くて、
戦争特約付きのバカ高い保険に加入させられました。
スリランカもテロが激しい時期だったので、危険手当をもらえましたし、
会社で6か月オープンのエアチケットもらい、
毎月、座席予約をして、キャンセルを繰り返していました。
そうしないと、何かあった時に、日本に戻れないためです。
あぁ、そう言えば、この頃は、
72時間前にリコンファームが必須でしたね。
タイで設計事務所と打ち合わせをするために、
タイに4日間滞在して、初日の夜に、飲まされすぎて、
帰国のリコンファームをし損ねて、64時間前にしたら、
危なくキャンセルされるところでした。
収入はすべて日本でもらい、会社の社員なので、
社会保険に税金は普通通りに取られていました。
1981年から1990年くらいまで、の話です。
現在は、この記事と違うこともあるとは思います。