今日は船着けられるかな？
2年目の会話
北風の日は寒い日。
当たり前のようで
あたりまえでない。
徳之島に移って２年目の冬。
今日はあったかいね～って
アプリで風向きを見ると
南風だったり
少し東からの風だったり。
今日は寒いね
という日は
決まって
北からの風なんである。
そして
暖かい・寒いだけでなく
風が強いか穏やかか、も
風の向きで大いに変わる。
住んでいるのが西側、
どちらかというとそれも北側になるので
北側からの風をもろに受けるところに自宅がある。
風の強い日や台風の日は
それはそれでダイナミックである
ヨットで日本一周中のご夫婦
先日
奄美大島で
ヨットの経験ゼロから
DIYで船を整え
日本一周をしている２人と１匹
「田中家」さんにお会いした。
奄美大島で数日過ごし
また南下して
今徳之島に来て数日過ごしているとのこと。
この島に
そんなチャレンジをしているご夫婦が来ている、ということも
私は嬉しく思っているのだけど
今日のような風と波のある時
今日も出かけられないんだろうな…と思う。
彼らの旅は
これから沖縄を目指すそう。
古典が身近に感じる瞬間
徳之島への移住の準備のひとつとして
音読道場で講師認定を取って２年。
実際にオンラインで音読講座をしていて
古典文学への理解が深くなるにつれ
日常生活の中で
古典の世界がより身近になった。
風も波も強い今日の海を眺め
日本一周の田中家のことを思い
土佐日記を書いた紀貫之が
２か月かけて都に戻る旅の途中
海が荒れて港を出られないことがあったようだ、というくだりをつなぐ。
恋の歌でやきもきしているのも
千年経っても人の悩みは変わらないのだなぁって
親子クラスで恋バナしたりもするけれど
船旅もまた
自然を相手に
船出の機会をうかがうのは変わっていないんだな、と思うのである。
レーダーとか
無線とか
動力とか
便利になっているんだけども。
移住前は思いもしなかった世界を
２年目の今
体験している。
楽しい。
快感でもっといろいろ見たくなる。