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【イベントレポート】地球市民セミナー:インド北東部に住むナガ民族から多文化共生について考える。
「地球市民セミナー」は、清泉女子大学地球市民学科と品川区との共催により、地球社会の諸課題に関連する先端的な研究や先駆的な実践を行っている方々にご登壇頂く講演イベントです。
2024年11月13日の地球市民セミナーの講師は延江由美子様でした。ローマ・カトリック教会の女子修道会メディカル・ミッション・シスターズ(MMS)会員で、2000年よりMMSとしてインドでの奉仕活動に関わっています。2011年に活動拠点を東京に移してからは、インド北東部についての講演会や執筆、大学の非常勤務に従事しながら、主にインド北東部、アメリカ・フィラデルフィアを定期的に行き来してMMSの活動を続けています。
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インド北東部には独自の文化と歴史を持つ先住民族が多数住んでおり、美しく独特な光景が万華鏡のように隣り合って存在するユニークな地域です。その中でも、50以上のエスニック・グループからなるナガ民族は、いわゆるインド人というよりも日本人の佇まいで、インパール作戦において 日本軍と連合軍の激戦地となったナガランドに住んでおり日本とのつながりも特別といえます。たくさんの写真と動画で彼らの力強い文化と複雑な歴史的背景を紹介いただきながら、多文化共生の可能性を考えました。
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学生からは「民族芸能祭が盛大で新しい技術が取り入られていることに驚いた。インドの北東部と聞くと古い時代のイメージが湧くが、私たちと同じような生活をしているのだとわかった」「日本人とナガランドの人たちの顔が似ていることを初めて知った」「ガンジーの「平和への道はありません。平和が道そのものだからです。変化を求めるのなら、まずは自分がその変化を示さなければいけません」という言葉がとても印象に残った」「「思慮深く物事に真剣に向き合う人たちの小さな集まりが世界を変える」(マーガレット・ミードの言葉)のだと感じた。1人1人が多文化理解や共生への人間関係を構築していくことでやがてそれが大きなコミュニティとなるのだと思った」という感想が寄せられました。