【授業紹介】始まるまでは憂うつ、でも大きな成果を上げる夏の3週間英語漬けプログラム!
地球市民学科の2年必修授業に、夏の英語3週間集中プログラム「国際協力のための英語」(ENGLISHキャンプ)があります。3週間も英語ばかりで、始まるまでは憂うつだと言う声もたくさんあるこのプログラム。でも、始まってみると語学講師との少人数クラスが楽しく、英語力も自信もアップします。
今年のプログラムは、2024年7月18日から8月7日まで行われました。
何をやるのか?
最初の12日間は、大学で朝10時から1日6コマ、50分の英語の授業を受けます。
午前の2コマは英語試験対策。TOEIC、TOEFL対策を、日本の先生から学びます。
午後の4コマはコミュニケーション。6人の少人数クラスで、外国人講師と会話中心の授業。時にカードを使って遊んだり、ディスカッションしたりしながら、間違ってもいいから英語で伝えることを徹底的に行います。
そして12日間の後に、TOEIC、TOEFLの試験を受けて成果を図ります。
その後、最後の4日間は、全員が都内で合宿して行います。
ハイライトは、海外の事例を使った課題解決ケーススタディのプレゼン。
2人の教員が、長く関わるマラウイとネイティブアメリカンの現状と課題をプレゼンし、さらに文献と映像で自ら学びます。
そして、自分たちで課題解決の方法を議論し、英語でスライドを作成し、語学講師とともに練習し、全員の前で英語にて発表します。
他にも、外に行って外国人に話しかけて映像を撮り、それをみんなで見たり、JICA地球ひろばに行って、海外協力隊経験者の話を聞いたり展示物を見学したり、英語で途上国の貧困に関するワークショップをしたり、
盛りだくさんの3週間を過ごします。
成果は?
暑い夏の時期、なかなかのハードスケジュールで、学生たちも大変な思いでやり遂げました。
最後の振り返りでは、やり切ったことへの安堵と、ずっと一緒だった語学講師との別れから、泣き出す学生も出るほどでした。
そして、最後の発表の教室では講師の方と一緒にいつまでも記念撮影が続きました。
それだけ頑張ってやり切ったプログラム。その結果、TOEICの点数は、以前に受けたものと比べてみると、平均でなんと100点以上も上がっていました。そして、3割近くの人が200点以上も点数が上がっていました。
学生のアンケートでも、「英語の力は向上したと思いますか?」という質問には、94.4%が向上したと回答。また、「英語を話すことに抵抗が減りましたか?」という質問には、88.6%が抵抗が減ったと回答しました。
実際、外に出て外国人に話しかける映像では、初対面の外国人と自然なやり取りで英語を話をする学生たちの姿が見られました。
また、最後のグループプレゼンテーションでは、現地の課題をしっかり理解し、独自の視点で解決策を提示するレベルの高い発表が続き、教員たちも学生たちの成長に驚きました。
学生の感想は?
あまりに暑い中での夏休み中のプログラム。実は、この授業に後ろ向きの学生も結構いました。それが、最終日のアンケートでは、こんな前向きな感想がたくさんありました。
(それにしても暑い、時期をどうにかしてくれー、というコメントもありましたが、、、)
「英語を喋ることに抵抗がなくなった」
「コミュニケーションの語学講師が優しくて、クラスで話すのがともかく楽しかった」
「TOEICスコアが200点くらい上がった」
「外国人に話しに行った時に自信を持って楽しんでできた」
「もっと勉強して点数を上げて、留学に行きたい」
「グラウンドスタッフとして働きたいという将来の夢をもう一度目指してみようと思った」
「バイト先で英語を話す機会を自分から作っていきたい」
「この夏に行くインドのフィールドワークに活かしたい」
「将来、国際協力の活動をしたいので、もっと勉強したい」
このプログラムは、JICAの海外協力隊の派遣前の語学訓練も行う(株)バークレーハウスの協力で実施しています。バークレーハウスの語学講師が、学生を楽しませ、モチベーションを上げ、質の高い授業を行ってくれたことが、大きな成果を生む力となっています。
今後も、引き続き楽しく学び、しっかり成果を上げるプログラムを行っていきます。