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【韓国FW2024】⑪調査最終日kakao styleで働く先輩に会えて感動!

こんにちは。

対馬→釜山→大邱→ソウルと続いてきたフィールドワーク。
いよいよ調査最終日です。明日は飛行機で東京へ戻ります。
滞在後半はものすごい速さで過ぎて行きましたー。対馬にいたことが遠い昔のようです。

調査の最終日は、ソウルで働いている、清泉女子大学地球市民学科の先輩を訪ねて、会社訪問をしました。

主に韓国のショッピングプラットフォームを提供しているIT企業kakao styleで働いているCさん。500-600人の従業員のうち日本人は数名とのこと。お仕事の内容は、今回私たちが調査している内容と重なっていて、韓国のコスメ、K-POP、インテリア、韓国人気スポットなどを、日本をはじめ台湾、タイ等グローバルに発信するKittoというメディアマガジンの運営です。
この事業を始めて1年半で、総合フォロアー数50万人以上を獲得したとのことです。

マガジンの内容は、韓国でリリースされたニュースのピックアップや、運営局が取材するオリジナル記事など、毎日コンテンツを投稿するそうですよ。

Cさんのお仕事は、韓国のコンテンツのグローバルな消費促進ーつまり私たちがフィールドワークで調査しているテーマに直接関わるものです。

「日本向けに発信するときに、特に気をつけている点はありますか?」
「最近の韓国の映画産業にはどのような課題がありますか?」
「日本のアニメはどのように韓国社会に受けとめられていますか?」
などなど、たくさん質問しました。

将来、こんなふうに働いてみたい・・・

答えてくださった内容は、調査内容をまとめた動画に活かします!

何よりも、地球市民学科の先輩が、韓国でコンテンツ・メディアのお仕事に関わっておられるということに、感動が大きかったようです。


最後の取材を終え、興奮冷めやらぬまま、カンジャンケジャン(蟹の醤油漬け)のお店で打ち上げ!

カニを食べる時だけ無口


その後すぐに宿舎へ走る!
最終日の今日中に、動画脚本を完成させようと、机に向かいます。
進捗発表とディスカッション。

みんなで話し合いながら、個人で深掘りしたテーマは、以下の通りになりました。

K-POPの世界進出の鍵はなんだったか
韓国コスメ(K-ビューティー)はなぜ新製品を発表し続けられるのか
韓国の映画産業の発展の歴史とは
韓国の書店にはどんな特徴があるか
日本のアニメは韓国でどのように受け止められているか
韓国の流行の街とその再開発の特徴とは

これらのテーマをもとに、学びの成果を発信したいと計画しています。

「どうしたら興味深く見てくれるかな」
「私たちが実際に感じたことを大切にしよう!」

集中しているうちに、あっ、0時を過ぎ、出発当日になってしまいました。

全員の動画脚本を全員で確認、GOサインが出たところで部屋に帰り、パッキングを開始。

対馬、釜山、大邱、ソウル・・・
旅の資料もたまりました

<まとめとお礼>
今回のフィールドワークのメンバーは、K-POPやK-ビューティの人気がこんなに広まる前から興味を持ち、好きになっていました。最初は周りにあまり理解されなかったこともあったそうです。アメリカとかイギリスじゃなくて、なんで韓国のアイドル??と言われたことも。

それが今は、例えばアイドルひとつをとってみても、韓国、日本、中国、東南アジアなど、さまざまな国出身のアイドルの卵たちが韓国でデビュー。
ここまでの10数年、何が起こってきたのかー。

今年のフィールドワーク韓国は、自分の「推し活」の10数年の経験を軸に、それを取り巻く政治、経済、歴史を掘り下げるものでした。

自分の「好き」の背景には、企業戦略、デジタル政策、日韓関係、国際経済・・・さまざまな要因がありました

歩き、聞き、体験することで、本や論文で得られない学びを得ることができました。帰国後もその学びを深め、多くの方々に見ていただけるような成果物を仕上げられればと思います!

たくさんの出会いに感謝です@ソウル解放村