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【お知らせ】京都大学大学院の松下佳代先生の研究グループが地球市民学科の授業を視察

2024年1月16日に京都大学大学院教育学研究科の松下佳代先生と研究グループの皆さん計11名が本学に来訪され、地球市民学科の授業を視察しました。

高等教育の専門家である松下先生は米国のミネルバ大学に注目していることから、ミネルバ大学の教育方法を参考にした地球市民学科にも関心を持ち、研究グループによる視察に至りました。

当日は「基礎概念(101のコンセプトを教える科目)」「マラウイ・フィールドワーク(2023年夏にアフリカのマラウイを訪問したフィールドワーク)」「安斎ゼミ(企業や地域と連携して積極的に活動しているゼミ)」を視察し、その合間に教員や学生と意見交換しました。

<視察した方々の全体の感想>
「「地球市民(グローバル・シティズン)」とは、グローバルな視野を持って、世界や地域の課題のために行動できる人であるということが実感できた」
「視察した授業に参加していた学生の多くはいわゆる「コロナ世代」であったが、そんなことを微塵も感じさせないくらいアクティブに活動し、我々参加者にもオープンかつフレンドリーに接してくれた。地球市民学科での4年間の学びは、学生を大きく成長させるだろうと確信した」
「社会が抱える諸問題を学際的に捉えるために、様々なフィールドや体験場所を設定されており、教員の情熱を感じた。学生が学び、成長するために、多くのプロジェクトが設けられ、大学で学んだことをフィールド先で統合し、理解を深めていくようなイメージを持った」
国内外におけるフィールドワークを大切にされていることがよくわかった。さらに、学生と教員の距離も近く、学生がのびのびと学んでいる印象を受けた」
「明確な理念のもとユニークな教育活動を展開されている地球市民学科の取り組みに心より敬意を表する。特に、少数の教員が同じ考えのもと少数の学生に対して、教育活動を展開されていることの魅力を再認識した」

1.「基礎概念」
先行き不透明で正解のない時代にあって指針となるモノの見方・考え方である「101のコンセプト」を学ぶ授業で、ミネルバ大学の教育方法を参考にしています。

<視察した方々の感想>
少人数でグループディスカッションを取り入れながら、毎時間、新しいコンセプトを学んでいくという斬新な授業設計に関心を持った」
「101のコンセプトが地球市民学科の一部として大事な構成要素になっていると実感した」
教員の工夫が随所に見られて、ぜひ真似をしたいと思うところがたくさんあり、大変勉強になった」

2.「マラウイ・フィールドワーク」
世界で最も貧しい国の1つと言われるアフリカのマラウイ共和国を2023年夏に訪問しました。学生主体の活動で生き抜く力を培っています。

<視察した方々の感想>
とことん学生が主体的・協働的にフィールドワークを開発・実践していくというスタイルに、驚きと感動を受けた」
「受講している学生たちがとても明朗快活・積極的で、清泉女子大学地球市民学科にてトレーニングを受けた学習成果はすごい」
教員の理念が一貫している素敵な授業であった。学生の自主性を重んじる授業構成によって学生の主体性や協働性が身につくのだろうと感じた」

3.「安斎徹ゼミナール」
企業や地域と連携し、教室を飛び出すプロジェクトに積極的に取り組みながら、クリエイティブな女性人材を育成しています。

<視察した方々の感想>
「国内の様々な社会問題に対する社会的ニーズを掘り起こし、地域や企業と協働しながら、その社会問題の解決に取り組む様子に感動した」
複数プロジェクトを同時に回すことや、全員がリーダーもフォロワーも経験する取り組みをされていることが大変印象的だった。社会にインパクトを与えるような具体的成果物に落とし込んでいるのも立派だと思った」
「教員と学生の距離が近く、学生たちが楽しく学んでいる様子が感じられた」

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学生との意見交換会
授業の視察