【フットバス(足浴)のすすめ】1.どのような効果が期待できるの?

春夏秋冬、一年を通じて「冷え」の症状に悩んでいませんか?女性は男性と比較して筋肉量が少なく、熱をあまり産生できずにいるため、慢性的に冷えやすいようです。とはいえ冷えはつらいもの。今回の記事で、多くの女性を悩ます冷え症についてまとめました。自宅で手軽にできるフットバスのやり方についてご紹介していますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

"冷え"がきっかけで起こるさまざまな不調とは

冷えとはどういったことが原因で起こるのでしょうか。「冷えは万病の元」という言葉があるように、冷えからくる病気は、東洋医学でいうところの「未病(医者にかかるほどではないちょっとした不調)」(日頃感じるプチ不調のようなもの)、例えば肩こりやむくみ、頭痛などがあげられます。

冷えは季節の影響を受けやすく、さらに体質が影響することもあります。特に秋から冬では、だんだん気温が下がり、吹く風も冷たくなると私たちの体も外気の影響を受けやすいため、体調が崩れやすくなります。また、体質の違いの部分で考えると、男性と女性とで全くことなります。先述しましたが、女性は男性と比べて筋肉量が少なく、熱を産生しにくいために冷えやすいのだと考えられています。

体が冷えるとどうなるのでしょう。免疫力低下や代謝が落ち、体内に老廃物がたまりやすくなります。すると、全身のめぐりが滞るため、むくみの原因にもつながってしまうのです。

そもそも「冷え症」ってどうして起こるの?

「冷え」の原因は、先述した外気の影響だけでなく、その他に食生活の乱れ、ビタミン・ミネラルの不足、または衣類や靴下などでの締め付けなどからもきていると言われています。おしゃれや美容のためのダイエットや服装が、自分の健康に影響を与えているなんてもってのほかですよね。

ですので、3つの首(首・手首・足首)を温める工夫をする「外側」からのアプローチや、季節の野菜やなるべく温かい飲み物を摂り、バランスの良い食生活を心がけるというような「内側」からのアプローチの両立させて健康美をめざしましょう。ここで、冷え性対策としてぜひ日々のセルフケアにプラスしたいのが、自宅でくつろぎながらできる「フットバス(足浴)」習慣です。

フットバス(足浴)のメリット

フットバスは、普段馴染みのない方にとっては特別に感じるかもしれません。街中でリフレクソロジーやアロマトリートメントなどの施術を受けたことがある方は、だいたいイメージができると思います。このようなサロンでは、必ずフットバスで足元を温めてから施術に入ります。足を温めることで血流がよくなるのはもちろん、副交感神経が優位になるスイッチが入るので、リラックス効果も期待ができます。これは皆さん、フットバスの経験がなくても、自宅のバスタイムで想像していただけるのではないでしょうか。温かいお湯に足をそーっと浸した瞬間、ホッと身体や心が緩みますよね。さらに、湯船につかることは、免疫力を高めることにもつながっているので、フットバスで足元から体を温めることは、一石二鳥にも三鳥にもなります。

自宅で楽しむフットバスのコツ

まず用意するのはバケツ。専用バケツがあれば理想ですが、なくても大丈夫です。ご自宅にふくらはぎの真ん中あたりまで足が入る深さがあれば代用できます。お湯を多めに入れるのでかなり重たくなりますから、軽量、かつ運びやすいものがおすすめです。38℃~42℃位のお湯に両足をつけて、お湯が冷めにくくなるよう、バスタオル等でバケツと足を包むようにするとさらに良いですね。

当サロンで使用しているフットバスはこちらです♪(クレイ使用)

理想的なお湯の量は?

フットバスに使うバケツの容量の参考に「ふくらはぎの裏あたりまで足を入れられるものがあれば」とお伝えしましたが、そこまでお湯は使わないのでご安心を。もちろん、多いに越したことはないですが、重たいフットバスを運ぶのは重たいですし、何よりお湯をこぼさずに運べるか、かなり気を遣うでしょう。

湯量の目安として、内くるぶしより指3~4本分ほど上の位置に「三陰交(さんいんこう)」という、女性のさまざまなカラダの悩み(冷え性・婦人科系など)に対応できるツボがあるのですが、ここがお湯に浸かるまでの湯量があるとベストです。

フットバスを楽しむ環境は?

空調の整ったリビングでテレビ、雑誌などを見ながら楽しむこともできますが、お湯をこぼしてしまうのが心配な方は、まずバスルームで試してみてください。洋服を着たまま、浴槽に腰かけてフットバスで足元だけを温めます。私は、サロンではさらなる相乗効果を狙って、精油、エプソムソルト、湯の花(入浴剤)、クレイ、重炭酸入浴剤タブレットを使ったことがありますが、お客様からはどれも好評でした。精油などを使ったフットバスについては、別の記事で詳しくお伝えしますので、今回は割愛とさせていただきますね。

おわりに

温泉地など旅先で時々見かける足湯が、外に出かけずに自宅に居ながら手軽に味わえます。ホッとするフットバスの心地よさ、一度試してみませんか?




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