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心という畑をやわらかにしてくれた、大切な心理士さんたちのハナシ

こんばんは。ご無沙汰してます。
未(ひつじ)です。

ええと、つまり私にとってnoteに戻ってくる時期というのは凹んだり絶賛メンタルが低空飛行している状態のことがほとんどなのですが、ここ最近はわりとフラットに元気でした。フラットに元気というのは、下がりすぎない状態を一週間なり二週間なり維持できていた、という話で、どんなに調子が良くても一日一回のマジ凹みは毎日来るので諦めています。
私としてはだいぶ前から考えていた計画ではあったのですが、次のハンドメイドのイベントではカプセルトイ(いわゆるガチャガチャです)を作りたいと言い出した時、おそらく担当してくださってる心理士さんは寝耳に水だったと思うのでさぞかし唖然としたことでしょう。
ところが、先週末くらいから鼻風邪っぽいものをひいてしまい、幸い土日で良くなったのですが、一昨日の夜辺りからちょっと雲行きが怪しいです。抑うつ気分だけでなく、充分に睡眠を取っていても回転性のめまいが来ている気がします。空を見ながら歩く出勤中は良いのですが、これがザ・真四角なあまり広くはない地下通路とかだとちょっとぐらぐら、ふらふら感があります。
何かしているときは大丈夫なのですけどね。

まだ完全な沈没墜落状態ではないのですが、とりあえず明日は作業所の出勤を控えて、家の片付けと夕飯の買い物くらいに留めようと考えている最中です。

実は、5年ほどお世話になった2代目の心理士さんが今月いっぱいで退職なさるのでした。
のっぴきならない事情ですし、退職なさる前にゆとりを持って打ち明けていただいたので心理士さんには感謝しかありません。
ただ、20代前半から受けていた心理療法、平たく言えばカウンセリングは3月で卒業することになりました。

もちろん多かれ少なかれ不安もあるのですが、私自身そろそろ2週間に一度、45分の心理療法はなくても、1ヶ月か2ヶ月に一度くらいお話しを聞いてもらえるだけで大丈夫かな?と思っていたタイミングだったので、主治医と心理士さんが『未さんはそろそろきっと大丈夫だね』と打ち合わせてくださったことがちょっと嬉しかったです。
多少なりとも主治医や心理士さんから見て成長できた、ということだと思いますので、これからも亀の歩みでも良いので進んでいく所存です(ひつじですが)。

本当は心理士さんへお手紙書く予定だった話なのですか、どうしても私の声で直接伝えたくて、この間心理療法で話したことがありまあす。
初代の心理士さんは、手つかずといいますか、むしろ手入れすることもできず、方法も分からず、子供の頃のどたばたで荒れ放題になっていた私の心の畑を、とにかく対話を通して手入れをしてくださった方でした。
畑の石ころを取り除くように、心のしこりの手当てをして、固くなって痩せた土を耕すように私の緊張や極端な思い込みをほぐし、養分を与えて、私の心の土壌を整えて、一緒に私の畑で収穫があるように種をまいてくれました。
その種が収穫を迎える前に今の心理士さんにバトンタッチになってしまいましたが、今の心理士さんは、その苗が育つ様子を見守り、ささやかながらも人生の中で迎えた私の初めての収穫を、一緒に喜んでくださった方でした。
もちろん、もっと私の努力次第で立派に育てることのできた経験の実りもあったと思います。でも、私にとってはなんとかだましだましでも、中途半端にヒトの形をしているけれどその実ただのできそこないの塊みたいな、バケモノのように思って心をぺしぺしと鞭打ちながらもとりあえず息をしてきた中で、初めて迎えることのできた収穫の時期だったと思います。
本当にお二方には感謝しかありません。
もちろん主治医にも。
主治医の病院に運良く通院できたのは、私の人生の中でも最初のラッキーだと思います。
二つ目は割と最近の出来事ですが、たまたま私がモノ作りが好きで、あれこれ手仕事に向いていて、かつ気に入ってくださるお客様が声をかけてくださったり、他の作家さんとのご縁に恵まれたことだと考えています。
モノ作り=手先の器用さだと思われる方もいるかもしれませんが、実のところそれだけではない面も多い気がしています。
それはまたいつか。

もちろん、今の心理士さんも私が知らないところで、心の畑の土の状態をチェックしたり、私が『終わった終わったー!』と自身の畑仕事を終えたと思いこみ、家路についたあとで水や肥料を足してくだったり、剪定をしたりしてくれていたからこその収穫だと思っています。
(とお伝えしたら、『そんなことないよ~』と微笑まれてしまいましたが、私はそんなことあると思ってます)

さて、私の畑は心理士さんの手が離れた後、どう変化していくでしょうか。
ちょっとドキドキですし、もちろん心理士さんがいなくなってしまう寂しさや調子の波による落ち込みとご縁が切れるわけではないのですが、私の心のどこかに残っている初代心理士さんの苗が『未さん、それは今、心配しなくてもいいのだ~!』という声が、空耳のように聞こえてくる気がするのでした。

きっと今の心理士さんの苗も私の畑に残って、お別れのあとも時折私の心に『きっと今、未さんにとってはこういう状態なんだよね』と語りかけてくれるのではないかと、少し楽しみな私が、今はいます。


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