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「もっと、きちんとしよう」の本当の意味
しばらくの間、身体を軽く壊していた。
簡単に言えば、身体の不要な物を処理して身体の外に出してくれる機能をもつところを壊してしまった。
腰や局部の痛みに耐えながら寝ることもできずベッドに入っているとき
ふと、アロマセラピーの先生から久しぶりに連絡が来た。
挨拶も早々に用件に対する返事と、今体調が悪い旨とを伝えると
私がどの内臓を悪くしているのか知った先生はこう言った。
「あんまり叶わない思いや報われない気持ちを抱え続けているなら、早めに解決しなさいね。身体の解毒を担う臓器が壊れているということは、その処理が追い付いていないサインでもあるんだから。体は正直、そして魂が入るための借り物なのよ」
最近の近況なんて全く話していないのに・・・。
スピリチュアルなんて一ミリも信じない、そんな私でもぞっとするほど的確に、先生はいつも見通してくる。もはや言葉も要らないほどに。
病気になるときも、ぐーーっと苦しい時期を過ぎて身体が回復していくときも、身体はいつでも意識からは切り離されている。意識的に病気になることも、意識的に治りを早めることもできない。そこが意識と結びついていればこんなに楽な話はないのだが。
だが、気づかないうちに体は壊れる方向に傾いていた。それだけ完璧に無意識のうちに。
無意識の領域はどれだけ広いのか。頭ではわかっていたはずの知識だったが、改めて思い知らされる。
そこで、もっときちんとしようと思った。
眠たい、ボーッとしたい、少し座りたい、肩が凝って重い、大好きな人とくっ付いていたい、肌がカサカサしてきた、アイスが食べたい。
全部、無意識から発する思いで、欲求で、サイン。どんなものにもその時その時にそれが出てきた意味がある。
それを無視し続けても体はある程度適応しようとするが、そこには満たされなかっただけの何かがゆっくりと蓄積するものである。
働いているとき、そのときの自分の役割をきっちりとこなすのと同じ。
もっとちゃんと身体の声を聴こう。意味のないことなんて一つもないんだということ。
そういうことこそ、ちゃんとしていこう。
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