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『超NHKのどじまんフェス』に出た話
ライターのチルコです!
かねてからずっと出てみたいと思っていた『NHKのどじまん』。以前、私の住まいである横浜で開催される際に応募するも、落選。
なかなか出られるものではないと思っていたのですが、なんと、2024年3月20日に開催された『超NHKのどじまんフェス』に出場しました!
リアル『NHKのどじまん』ではありませんが、NHKホールで歌える機会をいただきました。
今回は、『超NHKのどじまんフェス』に参加した模様をレポートします!
『超体験NHKフェス』とは
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『超体験NHKフェス』は、NHKの番組を紹介する展示会的なイベント。NHKホールを中心に東京・渋谷の街で、2024年3月16日~20日まで開催されました。
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NHKホールのロビーには、4KシアターやDJ体験ができるブース、
大河ドラマ『光る君へ』の衣装や出演者のサインなど、人気番組のパネルやフォト・スポットなど様々なブースがありました。
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全国のご当地どーもくんが大集合するなど、お子さんを連れたファミリーの姿を多く見ました。
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ホールを使ったイベントは、人気番組のコンサートやトークショーなどが日替わりで行われ、観覧は事前の申し込みが必要。
最終日の20日には、参加型の番組『NHKのどじまん』の番組の雰囲気を体験できる『超NHKのどじまんフェス』が開催。
こちらも事前の申し込みが必要なイベントです。
とりあえず、応募してみた
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1月に大阪で開催されたカラオケ大会のセミ・ファイナルで敗退し、ぼーっとしていた2月のある日、NHKの7時のニュースの前にやっていた告知で、『超NHKのどじまんフェス』なるイベントが開催されるのを知りました。
すぐさまパソコンを開き、申込ページを検索。
応募するにあたり、選曲した理由を100字以内で書くことが必須。実は大阪のカラオケ大会の決勝で、歌おうと思っていた曲にすぐに決めました。
選んだ理由は、決勝に進めず、観に来てくれた友達たちに聴かせられなかったこと。
そして、ずっと昔、自分の歌がまだ未知数だった高校時代。洒落っ気もなく、デブで目立たない子だった私が、文化祭の打上げのカラオケで歌い、その後3日間、歌のうまい人としてクラスの子たちからちやほやされた思い出の1曲(笑)。
思えば、この曲も私にとってはターニングポイントになった曲のひとつ。あの経験がなければ、今もバンドは続けていなかっただろう。
そんな思いを一気に書いて、送信。応募したことは、すぐに忘れました。
ナゾの電話番号からかかってくる
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3月の2週めあたり、東京の局番の知らない番号から電話がかかってくる。
どうせ、セールスだろと思って無視していたら、その日のうちにまたかかってきた。
気になったので、電話番号を検索してみるとNHKエンタープライズの番号だった。
私の携帯電話は、携帯会社を変えたときに、留守番電話サービスをカットしてしまったので、留守にも残せない設定になっていた。
電話してくる人もあまりいないし、知らない番号には基本出ないので、必要ないと思って留守番電話なしにしてしまったのだ。
すっかり忘れていたが、応募していたのを思い出したので、こっちから電話してみたら、かける専用になっているようで、話ができない。
ま、出場じゃなくて、お客さんとして観に来ませんか?って誘いかもしれないしね。とも思ったが、話を聞いてみないと、わからない。
電話がかかってくるのを待つしかなかった。
数日に渡り、1日に2回くらい電話をもらってはいたが出られず、どうしたもんかと思っていたところ、18日にやっと電話が取れた。
「出場のご案内をハガキで送ったところ、住所が違っていたようで戻ってきてしまいました。明後日、10時から11時の間にNHKホールに来てほしいのですが、来られますか?」
なぁ〜にぃぃ??
自分の家の住所を間違えて入力していただとぉぉぉ。
そんなことあるんかーい。
ひとまず、お詫びをし、伺います!と言って、電話を切った。
きゃー、どえらいことになった!
と、頭が半パニック。親と友達に速攻LINEで『超NHKのどじまんフェス』に出ることになったことを連絡した。
夢の舞台、NHKホール
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『超NHKのどじまんフェス』の出場者は、全部で50組。
私のようなピンの人もいれば、小学生のグループやご家族、お年を召されたさまざまな年代の方が参加されています。
通常の『NHKのどじまん』は、中学生以上でないと応募できないのですが、フェスということもあって、小学生もOKとしたそう。
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応募総数は約950通。厳選なる抽選で選ばれた50組のなかに、何がよかったのかわかりませんが、なぜか私も入れました。
朝10時に受付を済ませて、NHKホールに入ります。ただ私は当選ハガキがなく、係の人に話を通さなければならなかったので、多少時間がかかりました。
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ホールのロビーは、展示がいっぱい。
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11時に『超NHKのどじまんフェス』がスタート。諸注意の説明があり、出場者が招集されます。
50組出るので、前半20組、間に30分間休憩を挟んで、後半30組の2部制。私の出場順は12番。
前半で、緊張する時間が短く済んでラッキーでした。
司会はリアル『NHKのどじまん』の司会も担当されている、二宮直樹アナウンサー。「小田切千アナじゃなくてごめんなさい」と言って笑いをとり、ゲストの川中美幸さんと新浜レオンさんを紹介し、なごやかにスタート。
『NHKのどじまん』は歌唱力がある方ももちろん出場されますが、エンタメ性に富んだ方や趣味でカラオケをされている方など、出られる方はさまざま。
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エピソード・トークに泣けるネタを持っている方は、より有利かも。
私の人生は、病気したとか親を失ったとか、ドラマチックなこともなくごく平凡なものなので、トークは残念なものでした。改めて、私って意外と幸せに生きてきたんだなぁ。
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先に歌っている人を見ながら、客席を見て広いホールだなと思う。3階までお客さんが入っていたら、拍手が降ってくるように聞こえるんだろうなと想像する。
フェスとはいえ、夢見ていた『NHKのどじまん』に出られて、おまけにNHKホール。他の出場者のエピソード・トークも相まってもう泣きそう。
私の前の人が歌い始めると途中でADさんがお迎えに来てくれます。
舞台袖に入り、マイクを受け取る。ワイヤレスのいいやつ。
舞台袖がまた広い!
何十人ものスタッフさんが、それぞれ仕事をしています。ひとつの番組を作るのに、多くのスタッフさんが仕事をしていることに改めて驚きました。
スタッフさんのおかげで、私たち出場者は、何の戸惑いもなく動けました。
裏を回って、出場者ゲートへ向かいます。
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フロア・ディレクターさんが、ステージのどのポジションに行けばよいかを説明してくれますが、後ろのビジョンに写されてた前の人が気になる(笑)。
ゲートにいたフロア・ディレクターさん、きれいな顔をしたイケメンだが、「ここは紅白や『うたコン』をやっているステージ。すごいですよね〜」となんだか圧をかけてくる。
いや、そんなこと聞いたら余計に緊張するやろ〜。なんで、そんなこと言うんだぁぁぁ。
と思っているうちに、出番がやってきました。
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ステージに出ると、超広い!天井高っ!3階までが超高い。ライトがものすごい数なのに、それほど熱くない。LEDか?と思いつつ、曲がスタート。
『My Revolution』のイントロは36秒。昭和の曲は歌に入るまでが、長い。カラオケだが、音がリアル音源に近い。長いイントロの間、ゆっくりステージを噛み締める。
前々日に電話がかかってきて、出ることが決まったので、ほぼ練習していない。原曲を5回くらい聴き直しただけの状態で、本番を迎えてしまった。
ステージ前にモニター画面があったので、歌詞が出るのかと思ったらまったく出ず(笑)、残酷にも二宮アナへの段取り指示が書かれた字幕だった。
カンペを出さないことで、緊張のあまり歌詞を忘れてしまったり、1番と2番を間違えたりする、ちょっとしたトラブルもリアリティがあって、この番組の魅力なんだな。
どんなハコにもある、返しのモニターが前にないので、ステージ横のメインスピーカーから聴こえてくる音でしか、自分の声を確かめられなかったが、めちゃめちゃいい音だった。
最初の1フレーズで力んで、声が出ずぎて驚いて、すぐにマイクの位置を離したけど。
なんだかんだ、ホールって超気持ちい〜!!
音の作りは、やっぱりプロの技。そして、このステージで歌えるのはやはり選ばれしプロ中のプロだけなのだと改めて思った。
ノーカンペで歌える曲にしておいたが、何が起こるかわかんない。
無事に1コーラス終えて、合格の鐘、いただきました!(この日はフェスなので、全員合格の鐘が鳴りました)
二宮アナと少しお話しをするのだが、二宮アナの目があまりにキラキラしていて、おばさんびっくり。
たいしたエピソードがなく、申し訳なかったが、伸びやかな歌声で、落ちついたステージングでしたとほめてもらえました。
緊張はしたけど、すごく楽しかった。
いい冥土の土産ができたよ。
こうして、私の『超NHKのどじまんフェス』の出番はあっという間に終わった。
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途中でNHKの人気番組『チコちゃんに叱られる』の人気キャラクター、チコちゃんが登場。生チコちゃんを間近で見られて感激。
途中から司会にも参加していたのだが、私のときは出てきていなかったので、チコちゃんに接近できなくて残念。
ゲストでいらしていた川中美幸さんと新浜レオンさんが歌う姿を舞台袖で観るなど、貴重な体験もできた。
フェスとはいえ審査もあるので、終了までホールで個性豊かな出場者のみなさんを拝見し、長い1日は終わった。
まとめ
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『超NHKのどじまんフェス』はNHKホールで歌う、素晴らしい体験ができるイベントでした。
【よかったこと】
すてきなゲストを間近で見られた。
チコちゃんはかわいかった。
川中美幸さんは小柄。トークも面白く、歌い始めると大きく見えた。
新浜レオンさんは顔とケツが小さくてびっくり。さらに通り過ぎるといいにおいがした(笑)。
二宮アナは目がきれい。
予想以上に大勢のスタッフさんが、仕事をしていた。
ただ、当たり前だけど、撮影や録音は禁止されていたので、自分が歌っている姿をチェックできないのが残念。
参加賞として写真を1枚もらえて、それはそれでうれしいけれど、
やっぱりねぇ、動画が欲しかったよ・・・。
番組でもなく、オンエアされるわけでもないので、記憶のなかにしか残らないのだと思うとちょっと残念。
一生の記念が写真1枚って、今の時代にしてはなんだかさみしい。記憶って薄れたり捏造できたりするから、正確なものが欲しいです。
今後『超NHKのどじまんフェス』が開催されるなら、自分が出ているところだけでいいので、動画を配布してくれるようになれば、もっとうれしいです。
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それにしても、NHKホールで歌える日が来るなんて、思っていなかった。
フェスとはいえ、『NHKのどじまん』に出られて、ひとつ夢が叶った。人生って何が起こるか、わからない。
長いこと音楽をやっているけれど、久々に度を超えた緊張感を味わった。初めてのライブ、舞台に出たときのような胸の高鳴りを感じた。ずっと忘れていたことを思い出させてくれました。
ハガキが返送されて、電話に出られなかった私にあきらめずにコールし続けてくれたNHKエンタープライズのスタッフIさんに、本当に感謝。
Iさんがあきらめていたら、私はあの場所には立てなかった。なんとお礼を言えばよいのか、わかりません。
そして、急な申し出にも関わらず応援に駆けつけてくれた両親と
友人に感謝。
すべてに感謝。
ありがとうございました~!!!
今度はリアルな『NHKのどじまん』に出たい!
NHKさん、よろしくお願いします(笑)。
追伸:その後、留守電プランを即つけました。
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