#8 モンゴルの戦士チンギスハーン現る!!
※2015年5月20日に書いたブログを転載しています。!!
5月16日
今日はウランウデ駅から再びシベリア鉄道に乗り込む。
昨日の夜はホテルでシャワーも浴びれてさっぱりだ。
よし行こかい。
シベリア鉄道はロシアの生命線の様に思う。
人を運び物資を運ぶ。
列車が到着するがどの部屋かわからない、駅員さんに聞きまくる。
相変わらず何を言っているかわからないが、ジェスチャーを大分と読み取れるようになって来た。と同時に太々しい態度を取られるのにも慣れて来た。笑
自分達の部屋に到着、他の人が入ってくる前に多い荷物を片す。
一連の作業が終わりほっとする。
二人やったらええのになぁ~と話す。
出来れば怖い人はやめて欲しい。笑
するとそこに入って来たのはモンゴルの戦士チンギスハーンだ!!
チンギスハーンに滅茶苦茶に怖い顔で、
「靴が邪魔だ!!どけろ!!」と言われ慌てて靴をどける。
家族に見送られるのか上着と荷物を置き一度部屋を出て行った。
「最悪や!こっわ!こっわ!てかデカすぎやろ!」と二人で話す。
通路を見ると廊下の窓から優しく家族に手を振るチンギスハーン。
列車が出発しチンギスハーンが部屋に戻って来た。
俺らはビビりながら、「ズドラーストヴィーチェ!」と少し声を張り気味に挨拶した。
するとチンギスハーンは笑顔で挨拶を返してくれ、ほっとする日本人二人。
チンギスハーンは「オー!ジャパニーズ!カラテ!」と言って自分はジークンドーをやってるんだ!と教えてくれた。
ジークンドーとはブルースリーが、会得していたと言われる総合武術だ。
言葉がわからないので恐らくになるがアメリカに渡ってブルース・リーからジークンドーを学んだ的な事を言っている。
「えっ!?まじで!?すげー!!」
格闘技が好きな俺は大興奮!!
というか良い人でよかった!!笑
時間が経ちお腹が空いたので日本から持って来たインスタントラーメンをすすっていると、眠っているチンギスハーンを起こしてしまった。
ヤバ…こわ… 。
するとチンギスハーンは起き上がり「何を食べているんだ?」と言って来たので「うまかっちゃんです!」と言うとニコッと笑い、「これも食べろ!」と鶏肉と胡瓜を出してくれた。
これがまた美味い…。
てかめっちゃええ人やん…。
ご飯を食べ終え俺も横になった。
時間が経ちあっという間にチンギスハーンとのお別れだ。
最後に「写真良いですか!?」と言うとこの表情!笑
めっちゃくっちゃええ人やん!!
チンギスハーンに「お前達は何をしに来たんだ?」と聞かれたのでジェスチャーと片言の英語でこれからギターを弾いて世界を周りますと言うと驚いていた。
すると財布から1000ルーブルを出して俺らに渡して来た。
いやさすがに受け取れないです!と断ると、
「いいんだ!!」と言う。
俺らは深々と頭を下げ何度も何度も御礼をし、お金を頂いた。
「スパシーバ!スパシーバ!」
チンギスハーンは最後に頭を撫でてくれ、
「頑張れよ!!」と言ってくれた。
ウルトラスーパーめっちゃくっちゃええ人やん!!
人は見かけによらない…これは世界共通です。笑
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