英語俳句の世界
「最近、俳句をやってるんだ~😊」
と知人に話しました。
彼女はオーストラリア出身。
「日本語が分かれば
あなたの俳句を読んでみたいな😉」
そう言ってくれたので、
辞書を引きつつ英訳してみました。
うーん...難しい。
季語の説明が難しい。
季語を一言で説明するのは
なかなか大変です。
こ季語一つに
こんなにも情報は含まれてるんですね。
改めて季語の凄さを実感✨
英訳の句は、彼女の努力と想像で
理解してくれたようです😅
そして、ふと思いました。
海外の人たちは
どんな俳句を作っているのだろう🤔
興味シンシン✨
となれば、
早速、検索です😎
毎日新聞のwebサイトで
「英語で俳句」というページを発見。
いくつか見てみると...
おお、かなりシンプル。
単語も割りと簡単。
(と言いつつ辞書をひく...)
意外と日本語より分かりやすいかも?
せっかくなので、
いいなと思った三句をご紹介させてください。
勝手に日本語訳を入れました。
(怒られないと良いですが...)
1句目
Haiku in English: Nov. 1, 2021 - The Mainichi https://mainichi.jp/english/articles/20211029/p2g/00m/0su/079000c
all hallows eve
masks behind
the masks
--
Michael Henry Lee (Florida, USA)
ハロウィン前夜マスクの下にマスク
みたいな感じでしょうか。
コロナ禍のハロウィン🎃
前日に試しに
仮装のマスクをつけてみたのでしょうか。
コロナ用マスクの上に。
マスクonマスク。
息苦しそう。
まさに今ならではの句、
という感じがします。
2句目
Haiku in English: Nov. 16, 2021 - The Mainichi https://mainichi.jp/english/articles/20211029/p2g/00m/0su/093000c
out of a blue sky
a single feather falling
onto grass
--
Jim Young [haigo - Oyoguhito] (Swansea, UK)
空よりふいに羽落つる草の上
みたいな感じでしょうか。
突然という意味で
out of a blue skyを使ったのが上手です。
青空を想像させてくれます。
3句目
Haiku in English: Nov. 13, 2021 - The Mainichi https://mainichi.jp/english/articles/20211029/p2g/00m/0su/091000c
a father seeks
the son lost in the woods-
the crickets sing
--
Vincenzo Adamo (Sicily, Italy)
父探す森に迷う子ちちろ鳴く
みたいな感じでしょうか。
ちゃんと季語として
コオロギ(ちちろ)が入ってますね。
cricketsという単語ですが、
気まずい静けさを表現する時にも使うとか。
シーン...
crickets...
みたいな?
正直、使い方は
あまりよく分かりません😅
でも、一般的な使い方や意味が分かると
もう少し想像ができました。
日が沈んで暗くなってきて
コオロギが鳴く以外、静かな森。
息子さん見つかったのかな...
ちょっと不安になる句ですね。
以上、三句でした。
句の内容は思ったより
国の差は感じませんでした。
使う言葉が違うだけで
人間は人間なんだな。
と、当たり前のことにも気づきました。
英語に関しては
中学レベルくらいの単語でしょうか。
この程度なら
調べても良いかなと思えます。
英語の勉強と句の鑑賞。
一挙両得✨
英語俳句に触れることができ、
また新しい世界を見ました。
知人の一言のおかげで
面白い体験でした😊
冬晴や新しき戸を開けにけり
Photo by Jan Tinneberg on Unsplash