見出し画像

父の手帳テクニック

80歳超えの父はずっと手帳を書いている。
昔は会社から「会社手帳」なるものを支給されたようで、後ろの付属ページには各支社の連絡先とかのってました。
スマホがない時代、社員のスケジュール管理もとりあえず手帳を支給することで、なんとかさせようとしてたのかな。。。

会社手帳は自分用だけでなく、家族分ももらってきたから、
毎年相当数刷っていたのでは。
B6だったかA5のスリムで週間レフトタイプ。

マンスリーは仕事の予定とか家の大事な予定で、
週間ページに、ちょこっとしたメモを書いて。何食べたとか、誰が来たとか、スペース的にそんなに書けないけど、ミニマムな日記。
もう何十年も書き続けていた。

パソコンが普及してからは、なんとその全ての日記メモを
エクセルでデータ化した!!!
検索機能を使うと、関連の内容がダーーーーっと出るわけで。
一度わたし関連の検索をしてもらったら、もう恥ずかしい。
すっかり忘れていた 私の悪態 がちゃんと記されている。
消したい。。。

しかし、父は、そのエクセルデータを数日ごとのバックアップとってる。
一つじゃ不安だと、USB 2個へ。

もう一度言います。
父はとっくに80歳過ぎています。

最近は歳のせいか手が痛く書くのが面倒になって、手帳はやめたそうです。
でもエクセルは続けている。
でも、家に帰る前に忘れちゃうこともあるのでは?
そう聞くと、

「だからさ、手帳アプリ使ってんの。
それを帰ってきてからエクセルにいれてる」

へぇ〜。
どんだけIT爺さんなんだ この人は。

おすすめされたので、私も手帳アプリ使ってます。
ちょっとしかことをメモしたり、電車の中で思いついたことなどとりあえずメモ。メモ。メモ。

でもさ、その手帳アプリ、携帯の機種変わったら無くなっちゃわない?
アプリ会社が潰れたとかで、使用できなくならない?

父はいう。
もう10年使ってるさ。携帯も結構変えてるけど、なんだか消えてないんだよね。
それにエクセルあるし。

いや、10年前からそんなアプリ使ってたなんて。それが驚き。

microsoftさん、父のためにもエクセルだけはどうか残してください。

わたしの手帳好き、メモ好きはきっと父からきている。



いいなと思ったら応援しよう!