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通訳案内士 独学で合格したことの記録。

今年度の通訳案内士 実施概要が発表されましたね。

かなり前から対策していた人もいるでしょうが
これからがんばろうかな、と思っている方に少しでもお役にたてば幸いです。

もうGWも終わりに近づいてきていますが、実施が8月21日ということなので、

あと3ヶ月半。 

  1. 外国語

  2. 地理

  3. 歴史

  4. 一般常識

  5. 通訳案内の実務←4年前から追加

合格基準はそれぞれ70%。
8割は厳しいけど、7割ならなんとかいけそうですよね!

すでに何らかの資格を持っていれば、1教科減ります。
語学: 英検、TOEIC、独検、仏検 など(いずれも1級)
地理: 地理検定、旅行業務取扱管理車
歴史: 歴史検定
※今年度の免除制度に関しては、官公庁の実施概要をご確認ください!

私は何も持ってませんでしたので、フル科目受験。
(当時は「通訳案内の実務」がなく4教科)

おそらく対策をしている学校や講座に通うのが一番効率が良いと思います。
しかし、私は独学

理由1 対策講座は英語受験される方向きがほとんど。私はドイツ語受験。
理由2 受験料約10000円なのに講座料が高し

独学になにより大事なのが、

計画性。

ざっくりと
5月〜7月 学習
8月 確認

独学のお供は、
ハロー通訳アカデミーさん

独学って言ったじゃん!と言われそうですが、無料の講座DVDとテキストをダウンロード。(現在もこのサービスがあると良いのですが。)
英語の方向けに、出そうな単語リストもあります。他言語の方も自分で訳せばいいので、日本語でのリストを読むだけでも、
「こんな感じの単語が出るのね」と傾向がつかめるので、おすすめです。

外国語 対策
上記ハローさんで紹介の、頻出単語をドイツ語に訳し、単語帳アプリで隙間時間に確認。
Ankiというシンプルなスマホアプリが便利でした。

地理 対策
ハローさんのDVDを一通り見た後、地理ノートの作成
1ページ1県の白地図を塗り、そこに河川や国立公園・世界遺産、特産品など書き込みます。
試験とか関係なく、本当に楽しい作業でした。そもそも地図を見るのが好きだし、各都道府県のことを知るってワクワクします。
1ページ 1県 なので確認するのに分かりやすい。

↑実際作ったノートです

このノートが後に受けた「旅行業務取扱管理者」の試験にも大活躍。

歴史 対策
昔、学校で習った記憶はとうに飛んでます。まずは「流れ」を確認。
1日あれば読めます。
『超速!日本史の流れ』(竹内睦泰 著)
『金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』(金谷俊一郎 著)

「流れ」を掴んだ所で、ハローさんのDVD講座。
そして、ノート作り。
オリジナルスーパー年表といいましょうか、ノート見開きを使い、
天皇・将軍・執権、主に起こったこと、文化・芸術、その時代の制度 を書きます。

鎌倉時代のページ

この作業も本当に楽しく、(家族からはマニアックすぎると引かれながら・・・)講義を聞いて重要事項をまとめました。
これも見返すことを想定して作ったのですが、今も普通に役に立っています。

一般常識 対策
ここに関しては、日々のニュースを見ることくらいしかできません。何が出るか分からないので、正直対策の仕様がない。運ですね。
とはいえ、何もしないわけにはいかないので

憲法や議会制度(政治含)、日本経済の推移、失業率出生率といったような統計、日本の観光政策などはざっくり抑えました。

ここ数年で話題になっていること、新しい技術を使った施設やイベントなんかも出題されるので、話題をご自身の言語でも理解しておくと、外国語試験の対策になります。

試験云々でなく、役に立つ知識だと思うので、他の教科の勉強の妨げにならないよう、日々いろいろなことに耳を傾ける習慣があると良いです。

試験対策を5月、6月、7月で終わらせます。
8月は、日々確認。毎日勉強漬けを覚悟です!

歴史の試験では寺社仏閣や仏像の画像テストがあります。
「これはどこでしょう?」的なもの。
あえてマイナーな寺社を単語帳アプリに加えてちょこちょこ見てました。
試験会場に向かう電車で見ていた単語帳から、試験に出たものもあり、あながちこのアナログ学習も悪くないものですよ。

地理は、都道府県名を書いた紙を箱にいれる「くじ引き」確認法。
引いたら、その県のことを頭の中で描く、世界遺産あったかな、名産品って何だっけな、とか。
そして、自作ノートで確認。

最後に、最近追加された「通訳案内の実務」

観光庁の出している研修テキストを読めば網羅されてます。そんなに難しい内容ではありません。
もちろん書籍もたくさん出ているので、読みやすいものを手に取るのでもよいでしょう。

この内容は、旅程管理主任者、旅行業務取扱管理者にも必要ですし、通訳案内士になった後でも定期的に研修を受けることが必須になっており、
通訳案内士として知っておいた方がよい知識だと思います。

以上が、合格するまでやったことをまとめてみました。
どなたかの参考になっていただけたら嬉しいです。

試験まで1年だと気が滅入りますが、たった3か月半です。
頑張れる気がしませんか?
楽しんで学習し、それで通訳案内士の資格も取れたら嬉しいですよね。


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