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生活単元学習実践記録『よもぎ団子を作ろう』②

前回の更新から随分と日が空いてしまいました…。やはり、意識してnoteを書く時間と取らないと、なかなか書けないなーと思いました😂

さて、今回は前回の続きで、ゲストティーチャーを呼ぶことになった経緯と、実際のよもぎ団子作りについて書いていきます✨

ようこそゲストティーチャー♪

そもそも、“ゲストティーチャー”という言葉をご存知でしょうか??
ゲストティーチャーとは、地域の方やクラスの保護者の方などにその方の持っている知識や経験、技能等を子ども達に教えたり、学習をサポートしていただいたりする、特別な先生のようなものです。
例えば、地域のパン屋さんにパン作りを教えてもらう、出産間近のクラスの保護者の方に命の授業をしていただくというようなイメージです。

私の勤務校では元々、地域の方が学校のさまざまな授業や行事等を手伝ってくださる、ボランティアの組織があります。地域の方々や、児童のおじいちゃんおばあちゃんが所属してくださっています。
今回のゲストティーチャーはこのボランティア組織の方にお願いしました。

4月に私達がよもぎをとっていたところをみた教頭先生が
「ボランティアさんの中にとってもよもぎ団子作りが上手な方がいるよ。今度、学校来た時によもぎ団子作りのことを話してみようか?」
と声をかけてくださいました。
そして、教頭先生がお願いをしてくださり、今回の授業でゲストティーチャーをお呼びすることができました。

もちろん、担任の教員が作り方を調べて、教えることも可能ですが、今回はゲストティーチャーをお呼びできたので、大人の手も多くなり、実際に授業をした私も、記録写真を撮ったり、困っている児童のサポートをすることに専念することができました。
一人ひとりへの細やかなサポートが求められる支援学級では、ゲストティーチャーに授業をサポートしていただくというのも、1つの方法だと思います😊

そして、今回このゲストティーチャーを私に繋いでくださったのは教頭先生です。
自分1人でいろいろな人材を見つけるのには限界がありますよね。校内のいろいろな先生や子ども達、保護者の方にもゲストティーチャーを紹介いただけることがあります。ぜひ、いろいろな先生や保護者の方にも、「今度こんなことをクラスでやってみたいと思っています」と発信してみてください。思わぬところからいい出会いをいただけるかもしれません✨✨

いよいよ本番よもぎ団子作り!

今回は白玉粉を使ったよもぎ団子にしました。
よもぎ団子には上新粉という米の粉を使って作るものや、だんご粉を使って作るもの等、いろいろなパターンがあります。
今回はゲストティーチャーの方から、子ども達が1番扱いやすいのは白玉粉かだんご粉ではないか?とご提案いただき、もちもちとした食感の白玉粉を使ったものにすることにしました。
そして、この白玉粉を水で溶いて柔らかくする方法もあるのですが、今回は絹ごし豆腐を入れてみました。
水の代わりにお豆腐を入れるとなめらかな食感になるというのも、ゲストティーチャーの方が教えてくださいました。

作り方は本当にシンプルです!
①白玉粉に茹でてミキサーで細かくしたよもぎと絹ごし豆腐を入れてよく混ぜ、耳たぶ程度の硬さになるまでこねる。
②こねた生地を一口大に分けて丸める。
③鍋で茹でる。

この3行程だけで、よもぎ団子は完成です🍡
今回はこの茹で上がったものに、あんこときな粉をつけて、それぞれを5個ずつプラスチックのフードパックに入れて5個100円で校内の先生方に販売しました。

この、販売も前日の休み時間に職員室に子ども達と行って宣伝をしたり、買いに来てほしい先生たちにお手紙を書いたりして販売の宣伝をしました😊
その甲斐もあり、当日は多くの先生方によもぎ団子を購入していただくことができました。

この販売ももちろん学習の一環です。
お金の計算→算数の計算の学習
先生方への宣伝→国語の話す学習、書く学習
こんな風に、体験を通して、学習していくことで、子ども達にもその学習をする必要感が生まれてきます。
この【必要感】は支援級に限らずどこの学級の授業でも大切にしていきたいですね!

今回、私にとっては初めての生活単元学習でしたが、やってみて、とっても楽しかったです😊😊
まだまだ改善できる点は山ほどありますが、まずは知障学級の担任として一歩踏み出せたこと、子ども達と新しい体験ができたことを嬉しく思います。

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