【子育て】子ども理解に必要な2つの視点
先日、私が大学時代を過ごした徳島に10数年ぶりに行ってきました。
久しぶりに友人達に会って思い出話に花が咲き、当時の記憶が蘇ってきました。
その中で
「当時はボランティアの活動頑張っていたよね」
と友人に言われて、自分としてはそこまで頑張ってるつもりはなかったのですが、友人からするとかなり力を入れて取り組んでいるように見えたようです。
また、当時私は就職して一人立ちできるかという不安が大きくありましたが、ふと気づけばちゃんと働いて生計も立てて、結婚して子どももいます。当時の自分が今の自分を見ると少し驚くかもしれません。
今回は、子ども理解についてお話をします。
なんだ、ただの思い出話かと思われたかと思いますが、ちゃんと子ども理解に繋がるお話ですので最後までご覧いただけると嬉しいです。
1.外からの視点で見る
大学時代の友人達は私にまつわるいろんなエピソードを話してくれました。
ボランティア活動を頑張っていたこと
友人同士の繋ぎ役になってくれていたこと
案外器用でいろんなことができたこと
自分では全くそんなことには気づいていなかったです。
むしろ当時は劣等感も強く、自分を変えるためにボランティア活動をしており、自信のなさからいろんなことに手を出していたという経緯があります。
しかし、友人達からは逆にそれがプラスの面として捉えられていたことは新鮮でした。
人は、自分を見ているようで実は部分的にしか見れていません。他人の目を通して初めて見える部分があります。
その積み重ねが自己理解に繋がっていきます。
これは子どもも同じです。
親と子だけの単一的な見方だけでは、子どもを平面的にしか見ることができません。
しかし、そこに祖父母や親戚、保育園や学校の先生やお友達、地域の人など、様々な人が関わることで、多面的に子どもを見ることができます。
例えば、我が子がいつも騒がしくて落ち着きがないなと思っていても、祖父母から見ると子どもらしくて元気で素晴らしいねと捉えられることもあります。
何事も長所と短所は背中合わせです。
その視点の切り替えには、外からの視点を得ることがとても有効です。
子育てをしていると、子どもの気になる点ばかりが目についてしまって、どうにかして改善しないとと思うがあまり、親子関係が息苦しくなってしまうことがあります。
子育ての行き詰まりを感じたら、一度他の人の視点で子どもを見てもらいましょう。
もしかすると、自分だけでは気づかなかった意外な長所が見つかるかもしれませんよ。
2.時間軸で見る
前述したように、私は大学時代に未来の自分に不安感がありましたが、気づけば今ではそれなりに生活ができるようになっていました。
このように、人は自分では気づかない間に成長し、それが当たり前のこととして捉えられるようになります。
幼少期の子育てで言うと、2歳頃にはトイレットトレーニングでなかなかうまくいかず、いつになったら排泄が自立するのだろうと不安になる方もいると思います。
しかし、大人になるまで紙パンツの人はいませんし、大体の人が排泄のコントロールを自分でできるようになります。
親に口答えばかりする子がいるとしたも、遡って見るとそもそも言葉を話せるようになったのもすごいことですし、自分の意見を相手に言葉で伝えられるようになったことも大きな成長の一つです。
このように、少し意識を過去を見ると、子どもの成長やそれまで取り組んだプロセスに目を向けることができます。
すると、少し今の子どもの姿を見てをポジティブに捉えやすくなります。
親子にとって苦しいのは、互いをマイナスの視点で見てしまうことです。成長には壁を乗り越えることが必要な場面もあるので、マイナスの視点で子どもを見てしまうこともあります。
しかし、その視点だけで子どもを見ると気が滅入ってしまいますね。
時折、過去に目を向けて子どもを見てみることも必要です。
また、余裕があれば未来からも子どもを見てみましょう。
「小さい頃は紙パンツがなかなか外れなくて心配したんだよ」
「いつも口答えしてたけど、自分なりの考えを大事にしていたよね」
そう言ってる自分と、言われている子どもを想像してみましょう。
少し今の現状に対して楽観的に見れるようになってきますよ。
こんな人に会ってみよう
ここまで、
1.外からの視点で見る
2.時間軸で見る
この2つが子ども理解に有効だよという話をしてきました。
では、この2つを同時に満たすにはどうすればいいでしょうか?
それは、
「親戚や子どもの恩師に久しぶりに会う」
です。
親戚や子どもの恩師と言いましたが、子どもに関わったことがあり久しく会っていない方だったらその方でもいいです。
要は、子どもの成長を一緒に喜んでくれそうな人で最近会っていない人です。
この人達は、子どもが大きくなったことに確実にポジティブなフィードバックをくれます。
中でも私がおすすめするのは、子育て支援センターの職員や保育園・幼稚園の保育士です。
子育て支援センターでは、大体0〜2歳ぐらいの子どもの利用が多いです。0歳の時に利用していた子が来ると、歩けるようになっただけでも大きな成長に見えますし、話せることにも驚いてくれると思います。
また、保育士にとっては、小学生になった子がランドセルを担いで通学している姿を見るだけでも大きくなったなと感じます。
普段は会わなくてもたまに会うことで、子どもの理解スイッチを切り替えるきっかけをくれる人が必ずいます。
自分の場合、どの人がそれに当たるかを考えてみて、都合がつく時に是非会いに行ってみてください。新しい気づきが得られると思いますよ。
人に会うということ
今回は、私が大学時代の友人にあった話から子ども理解について感じたことをお話しました。
子育てに限らず、人に会うと様々な気づきを得ることができます。
特に普段の生活圏では会わないような人との対話は新しい発見に溢れています。
最近会ってないな〜という人に声をかけて久しぶりに会ってみると、今の悩みの解決方法が閃くこともあるかもしれませんよ。
私も人との出会いと再会を大事にしながら日々過ごしていきたいと思います。
最後に、徳島はとてもいいところなので興味のある方は是非遊びに行ってみてください。
阿波踊りを見ることも出来ますし、徳島ラーメンなどレアなご当地グルメもあります。
何より人情味のある街なのでオススメですよ。
それでは、
さよなら あんころもち
またきなこ!!
こそだてパパのわ『ちくわ』 坪田