家事・育児のポジションチェンジ
我が家では家族の時間も大事にしていますが、個人としての時間も大事だよねということで今年は夫婦それぞれで旅行をすることにしました。
まずは妻が先に旅立つ番で、3日間関東の方まで出かけていきました。
友人と一緒に旅行をするとのことで、精一杯羽を伸ばして楽しんでほしいなぁと思う次第。
さて、ここからが本題。
父と娘だけで3日間過ごすことが実は初めて。
いつも妻がやっている役割も私がすることになります。
まずは、朝の準備。
洗濯、掃除、朝ごはんの支度、ゴミ出し、食器の片づけ、そこから保育園への送迎。
そして、自分の仕事の準備。
いつも分担していることも一人でやるとなると大変です。
そして、夕方は娘を迎えに行って、買い出し、風呂、料理、寝かせつけと結局一日で自分の時間はなかなか作れません。
家庭によっては、これらを一人で毎日こなしている方も多いと思います(特にママ)。
一人でするとなると、見通しをもって計画的に進めていくことも必要になってきます。
だけどそれが難しいんですよね。
なんたって子育ては不測の事態が頻繁に発生します。
朝ごはんの用意をしたのに、全部床に落としてしまう。
出発前に急にぐぜって泣き出してしまう。
突然の発熱で仕事を切り上げないといけなくなる。
いくら頑張ってもうまくいかないことはあります。
話は戻りますが、なんやかんやで3日間を娘と二人で過ごしてみて、よかったことも多かったのでその話もさせてください。
日頃の家事・育児のポジションチェンジを行うことで大きくメリットが3つ見つかりました。
よかったこと1
「普段してもらっていることへの感謝の気持ちが生まれる」
夫婦で家事・育児を分担していると、「やってもらって当たり前」の感覚になりがちです。実際、私は料理は得意ではないので妻にいつもしてもらってます(逆に掃除は得意なので私がしています)。
家に帰ったら料理が用意されているって、よく考えるとすごいことですよね。
絶対に一人では経験できないことを毎日できているわけです。
そう考えると、日ごろからもっと感謝しないとなぁと思うわけです。
こういう感情もポジションチェンジしたことで感じることができます。
よかったこと2
「子育ての質の向上につながる」
仕事もそうですが、家事・育児も「自分の得意なやり方」があると思います。
ですが、それに慣れすぎると徐々に質が落ちてきがちです。
実はもっといい方法があるのにそれに気づけずにいつもと同じ方法を続けてしまうことってよくあります。
仕事では、職場の人数が多ければ同僚や上司からフィードバックをもらえる機会も多いですが、家庭になると夫婦だけでは気づかないこともあります。
そこで、今回妻がしている家事を実際にやってみることで、「ここもっとこうしたらいいかも!」と気づいたこともありました。
おそらく、妻が私がしている家事をするときにも同じことを感じると思います。
これは、夫婦どちらのやり方が正解かとジャッジするのではなく、たまには違う目で見る・みてもらうことが大事だよという話です。
家事だけでなく育児も同じです。
子どもをいろんな角度から見ることで、親の子ども理解にもつながります。
例えば、落ち着きがないように見える子でも、見方を変えればエネルギーにあふれる子だとも言えます。
大人しくて意見を言えないように見える子は、慎重で一つ一つに丁寧に関われる子とも見ることができます。
周りの大人達が子どもを複数の視点から見ることで普段気づかなかった子どもの良いところも見えてきます。
今回は、母親がいないことで娘は「自分でしないと」と思ったのか、普段よりも身支度が早くできていました(私が頼りなかったからかも笑)。
保育園でも朝の挨拶を元気にしていることを知ることができ、普段送迎を妻に任せている私にとって大きな発見でした。
自分が普段見れないところで新しい一面を見ることができました。
家事・育児をいつもと違う視点で見れることもポジションチェンジのメリットです。
よかったこと3
「子ども自身が新しい自分に気づける」
先ほどの話と少し重複するのですが、子ども自身も気づきがあったようです。妻の役割は夫の私だけでなく、自然と娘も担っていました。
普段はしない洗濯物の片付けも進んでしてくれました(これも私が頼りないからかも笑)。
どうして片付けをしてくれるのか聞いたところ、
「なんかやりたいから」
とのこと。
まだ4歳なので自分の気持ちを言葉にするのは難しいのでしょうが、自分の感情の変化にはなんとなく気づいているようです。母親がいないといういつもと違うシチュエーションがそうさせたのでしょう。
片づけてくれたことを褒めるととても嬉しそうにしていました。
娘はもしかしたら「家事もできるちょっとお姉さんの自分」に出会えたのかもしれませんね。
最後に
人間何事にも慣れてくるとすぐ飽きますし、興味も薄れてきます。
普段と少し違うことをすると新鮮さが増し、新たな興味や発見が生まれます。
今回、3日間でいつもとは少し違う生活をすることで見えてきたことが多く、こういう時間の使い方もいいなぁとしみじみ感じました。
妻にとっても子育てか離れて旅行することでリフレッシュにもなったようです。
夫婦別旅行の際は、娘は旅行には行けないので、その代わりに私と日帰りでお出かけをしてとても楽しんでいました。
娘はお出かけで大好きなアイスクリームも食べることができご満悦。ゆったりとできて父子で楽しい時間でした。
今度は家族揃っての旅行を計画していきます。子どもと家族で一緒に旅行に行けるのも実はそんなにチャンスは多くないですからね。
今回は、たまには普段と違う家事・育児のポジションチェンジをしてみると新しい発見につながるよという話でした。
もしやってみたい!やってみた!という方がいたら感想いただけると嬉しいです。
それでは、
さよならあんころもち
またきなこ!!
こそだてパパのわ『ちくわ』 坪田