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【子育て】余白と子育て

子育てをしていると毎日が待ったなし。

気づいたら自分のことが疎かになっていることも多々起こります。

自分を見つめて、心の中を整理する時間を時折持てると子育てにも前向きになれます。

ですが、最近の自分は、仕事も忙しくバタバタと毎日が過ぎ去っていたのを感じており、「これはイカン」と感じていたところでした。

ということで、自身を整えるため、メンタルヘルスについて学ぶために、以前から気になってきた「内観」を体験しに行ってきました。

内観とは

内観では、ある程度静かで落ち着ける場所で、自分のこれまでの人生を時間をかけて振り返だていきます。

具体的には、

対象者を決める(母など)
振り返る時期を決める(小学校時代など)
それから対象者に対して

①していただいたこと
②して返したこと
③迷惑をかけたこと

を思い出します。

内観を行う場所は和室の片隅で襖で仕切られる、内観中は面談者以外とは全く話しません。ひたすら自分で篭って自分の歴史を調べます。

本来の内観はこれを五日間ほど連続で行うのですが、今回は体験ということで一日だけ体験しました。

内観をしてみての感想

やってみて一番に感じたのは、



「余白の必要性」



でした。


普段はスマホを握りしめるような生活をしているので、必要不必要問わず、かなりの情報量を受け取っています。
そのため頭の中はいつもノイズに溢れていました。

内観をしている時はそれらから隔離され、一日ずっと襖に閉じられた空間にいるので退屈でもありますが、それが良かったです。

時間に余白が生まれると、自分に向き合わざるをえなくなります。

内観を終えた時には、自分がいかに周囲の人に助けられているかに気付かされます。

感謝の気持ちも以前より強まりました。

今回は一日中だけの体験でしたが、五日間行った人の中には人生観が変わるほどの発見が生まれることもあるそうです。

内観では、周囲から閉ざされた非日常の中で時間に余白を十分に設けることで新しい気づきが生まれます。

時間が空くとついスマホで好きでもないショート動画を見るなど、時間を浪費しまいがちなここ最近の自分を激しく悔い改めました。汗

余白と子育て

余白を埋めない。
余白は余白として取っておくこと。


これは子育ても同じ。


時間に余白があるからこそ、子どもは新しいことをやろうと探索行動を始めます。そこで発見したことが新しい興味を生み、自身の知識・技能の習得に生かされます。

学校の勉強に塾に習い事、無限に流れてくるメディアからの情報、、、

今の子ども達には余白はありません。

子どもにも余白があれば自然と学びに向かうはずです(大人からは無駄に見えることでも)。

予定が詰まって忙しい現代人とその子どもにとっては、「何もしない」という予定を入れることが最優先なのかもしれませんね。


内観を日常に取り入れる

内観終了後、担当のスタッフの方にいくつか質問をさせていただいたところ、内観は日常の中で5〜10分でも効果はあるとのことでした。

日頃関わっている家族、職場の人、友人などに対して、①していただいたこと、②して返したこと、③迷惑をかけたことを思い出すだけです。

それだけなら簡単ですね。

大事なことは、日々を振り返る習慣です。
例えそれが5分であってもやらないよりは効果があります。

一日のどこかでスマホから身を離して、一人で振り返ってみるといいかもしれません。

こういう習慣の積み重ねが、メンタルヘルスを安定させることに役立ちます。

忙しい子育てパパにはプラスになる習慣です。

ぜひ、散歩中に、家事の合間に、通勤途中に、夜寝る前に、少しだけプチ内観を取り入れてみてはいかがでしょうか。


それでは、

さよなら あんころもち

またきなこ!!


こそだてパパのわ『ちくわ』 坪田

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