福島県立博物館「Go!Go!5世紀」展に行った話
楽しすぎて文章がまとまらない件
読書でも遺跡巡りでも展覧会でもそうですが、自分の琴線に触れまくったとき、感想を早くどこかに書きたいけれどうまくまとまらず、どこから手をつけていいか分からなくなることがありますが、これもそういう展覧会だったのでなかなか書ける気がしませんでしたが、頑張って書こうと思います。
行かないと!と思いつつ
なにしろ、デザインといい、タイトルといい、こんなにキャッチーな感じで、釣られないわけがないゆるふわ考古ファンですが、地図とにらめっこしながら、会津遠いなぁ、などとぐずぐずしていたわけです。
が、思い切って行ってよかった!博物館だけでなく、会津いい街でした。また行きたい。
たくさんの埴輪がお出迎え
展示の構成などは図録に譲るとして、印象的だった物を中心に紹介したい。
まずは展示室に入るとたくさんの埴輪さんたちに出迎えられます。
並んでいる様子をぐるっと見回すだけでワクワクしちゃいましたが、と同時に、大丈夫?最後まで行きつける?と無駄に不安になったりもします。
埴輪の一つ一つの紹介はいずれ別の文脈でやるとして。それ以外でこの展示で印象に残ったのは、保存状態がよいあれやこれやの展示でした。
保存状態がよいあれやこれや
棺の上に漆塗りの竪櫛を置く風習自体はそこまで珍しくない(多分)のですが、出土状況が分かるがっつり剥ぎ取り。
木製の鐙なんて初めて見ました。金属製は比較的残りやすいですが、木製もあるんですね。
専門家がよく、考古学は地面から下のことしか分からないと言いますが、建築のことも分かるようになっているのでしょうか。なんだか急に古墳時代が最近のことのように思えて来ます。
別の記事で紹介したハケメ整形具(土器や埴輪の表面を整える道具)やお皿まで。
大量の土器と腕のあるアイツ
すごいのは木製品だけじゃないんです。土製品も…
一つの住居跡から土師器や甕がこんな大量に!全部持ってきたこの展示ケースに学芸員さんの心意気を感じます。
コシキーとかピョコとかの相性で最近話題の甑さん。特に珍しいって訳ではないのですが、個人的にはびっくり。何故なら腕があるのが西日本、腕がないのが東日本って思い込んでいたからです。もしかして腕がないのって南関東だけ?ここらへん勉強が足りないようで。
まとめ、のようなもの
大体展覧会に行っても、よく見るところと流すところってあると思うのですが、ほとんどの展示が興味深かったです。
常設もよかったので、また別の機会に。