いよいよ最終週。
最終週を迎える前に、私の気持ちを置いておきたくてnoteを開く。
どうしてもどうしても消化しきれず、一度深夜に自分のTwitterに思いを吐き出してみたけれど、最後にもう一度だけここに吐き出させてほしい。
今の朝ドラを私は1話から見ている。
見ようと思ったきっかけは、出ている人のファンだから。今回、視聴者から見ておそらく「一番大変な境遇」にいる役柄の彼、のファン。
そしてその彼のファン達に、こんなに苦しくなるとは思ってなかった。
ドラマがはじまって少し過ぎた頃から、よくない感想があることは気づいていた。
でもそれは、今までずっと朝ドラをみていた人やもともとドラマを見ることが好きな人たちの中で
「私はちょっと」とか「今回はちょっと…」というものなのかなと思っていた。し、実際そうだったと思う。
そして万人が満足するものは当たり前に無いとわかっているので、そういう感想があること自体は何も思っていなかった。(これは今でも変わりない)
ただある時をさかいに「んんんん?ちょっとこれは……?」という感想が目に入ってくるようになった。
ドラマの中で、彼がどうしてもつらくて苦しくなり、主人公に「縋った」とき、主人公は「これで救われる?」と彼に言った。
これについてはめちゃくちゃめちゃくちゃ色々な意見があると思う。
そこから、その後から、私が見るに耐えないと思うドラマの感想が目につくようになった。
Twitterとは便利なもので、検索すると自分と似た趣味嗜好を持つツイートが優先的に表示されたりすると思っている。今回はそれが仇になって、検索すると「うわぁ」と言う感想ツイートが出てきた。それはつまり、彼のファン(であると思われる人)たちのツイートが優先的に表示されているのだと思った。
ちなみに、奇跡的というか人に恵まれているなぁと思ったのは、フォロワーさんには(ほとんど)そういう「うわぁ」なツイートをする人は居なかった。
「これで救われる?」の時はさすがに意見や感想が色々あったけど、それは本当に感想であったから「うわぁ」ってなることは無かった。
じゃあ何がそうなるのか?
私が言いたいのは
「それ感想とか役柄とか脚本の域をこえた悪口になってない?」
というツイートについて、見るに耐えない と思ったのだ。
そのツイートをしている人たちもちょっと良くない感想だと分かっているからなのか、検索避けというか別のハッシュタグを使ったり役名を変えた書き方をしたりと一応棲み分けたり隠れてくれているのだけれど、それにより同じタグの仲間が増えて、さらに加速させているのか話が進むごとに内容がきつくなっているようにも見えた。
なぜそれに気づいたのか。
公式のツイートにリプライしたり、引用RTしたりしている人、そもそもわざわざ検索避けしているのにそういうツイートがリツイートされているから。(隠れてねえ!)
そしてそれが優先的に表示されているということは、やっぱり彼のファン達が多かったんだと思う…。
もちろん最初に述べた「ドラマファンの人たち」が脚本に難色を示しているツイートもあったから全てがそうではないんだけれど、いや、それでも多かったかな…。彼のファンだとわかるんだよ。アイコンとかIDとかで…。私もファンだから。
そのツイートをしてる人達はもうさ、
主人公が嫌いなんだよね。
あの時、彼に冷たくしたから。
そこから派生して、やれ表情がどうだの、中の人まで無理だの、見るたびに主人公は甘いだのなんだの、よく言えるな…って思った。
棲み分けて隠れているから言いたい放題。
そしてそれを隠せない人たち(公式リプやRT)。
同じファンながら、悲しくなった。
彼のファンや同じ事務所の人達のファンであることは、ある一部の一般の人からは良く思われないことは承知していて、だからこそ言動には気をつけなければいけないとも思うし、タレント自体をあまり贔屓目で見すぎないように気をつけなければいけないとも思っている。特にこういう主人公ではない立場で出るときは。
でもファンの一部の素行が良くないことは身にしみてわかっているし、私だってもしかしたら良くない部分もあるかもしれない。
そんなことはわかったうえで、ファンを続けているし、そういう一部の人達とはなるべく関わりのないように応援してきた。
だから私は、同じグループのファン達が好きだったし、同じ彼を好きな人たちも好きだったし、その界隈で言う「同担拒否」(推しが同じ人を避けること)は理解できないと思っていた。
ただ、今回このドラマを通してこんなに彼のファンの感想に苦しめられて辛くなるほど、近くにたくさんいた事がなにより残念だった。
はじめて「同じファンの人たち、こんな人ばかりならもう無理かも…」ってなった。(いまお付き合いのある人たちは除く)
あと5回、きっと終わってからもその人たちはモヤモヤするのではないかなと思う。
私は、主人公も、彼も、主人公の妹も、とりまく人たちも、みんな幸せになってほしい。救われてほしいと思ってる。だって、ドラマだもん。
今回は大きな震災を取り上げたことにより、辛い展開が多かった。被災者に寄り添ってないドラマだという感想も見かけた。
確かにそうかもしれない。被災者の人たちには前向きになれる展開が欲しかったかもしれない。
でも実際はきっと、彼のように、彼の父のように、なかなか救われない。思ったとおりにならない。立ち直れない。そんな人たちがリアルにいたし、いるんだと思う。みんなが救われているわけじゃない…。きっと。
私は関西に住んでいるので、その震災の被災者ではないから、気持ちはわからない。わかることができない。
ただ、知ることはできる。考えることはできる。微力だけれど少しの義援をすることはできる。
そんなものは何の足しにもならないだろうけど。
私は、実際に起こった事象を絡めた物語の中で、辛い展開になってしまった時には「きっとこういう人がいるのかもしれない」ということを思うきっかけになればいいなと、思った。
報われない、救われないのはほんとにつらいし悲しい。減ってほしい。世の中みんな報われてほしい。救われてほしい。
けどあの時、彼が主人公に縋ったとき。あの時、主人公はどうすればよかったのか。どうやっても救われない展開しかなかったと思う。
応えようがない場面。応えてもあとでつらくなるだけの展開。主人公や脚本が許せない人たちは、あの時の展開で何を求めていたのだろう…。
寄り添えない私が冷たいのかもしれないけど、あぁするしかなかった気がする。(言葉はきつかったかもしれないけど、あぁでもいわないとな雰囲気でもあった)
ドラマの感想というよりかは同じファンへの想いになってしまったな。
色んな感想があることはわかっているので、展開がつらいのもよくわかる。でもどうか最終週、悪口のような感想が少しでも減ってくれたらという[きれいごと]を願いつつ、明日を迎えることにする。