自己調整学習#3 夏の学び【15】
前回に引き続き、自己調整学習のことについて書いていきます。
学習指導要領の資質・能力の三本柱のうち、学びに向かう力・人間性等に関わりが深いということを書きました。
これは、文部科学省によると、どのように社会や世界と関わり、より良い人生を送るか、に関わる資質・能力とされています。
これから先の世界は、VUCAの時代と呼ばれる、予測困難な時代と言われています。
そのような時代には、答えの出ない、答えのない問題がたくさん出てきます。
こうした問題を解決していくために、問題に粘り強く取り組んでいく姿勢が重要ということになります。
知識・技能や思考力・判断力・表現力等を身につけるにしても、それを正しい方向に発揮することができないと、身につけたものを上手に活用することができません。
そのためにも、自己の感情や行動を統制して、自分の思考や行動を客観的に統制するいわゆるメタ認知に関わる力が必要になります。
このような力を身につけるために、自己調整学習の知見を使うということになります。
では、木村先生は、自己調整学習を具体的にどのように進めようと考えてらっしゃるのか、次回書いていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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