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単元の学習問題を作るための土台を揃える

すぐできそうなクラスデザインについて書いているnoteです。今日は、社会科「しょうゆづくりのさかんな野田市」の第1時の様子を書いていきます。この単元の構想について書いた記事はこちらです。

この第一次では、学習問題を作ると言うことを考えたら1時間と言うことになります。はじめに、大豆、小麦、食塩、の3つの提示して、この材料から作られるものは何なのかと言うことを子供たちに問いました。すると、意外と早く醤油と言う単語ができたのでそこから話を進めていきました。会話の中で、材料の色と醤油の色が全く違うと言う話になり、どうやったら黒くなるのと言うことを板書してありますね。

次に、千葉県の醤油の出荷額に話を移していきます。ここはインターネットで情報収集し出荷量や日本全体の中で割合出荷額等の視点で情報を集めていきました。ただこれらの数字はすぐにはピンと来ないですし、100分率は未習ですので、わからない子供もいます。この辺はみんなで確認をしながら進めていきました。ここで押さえたかったのは出荷量、割合が全国のトップであることです。それだけの産業が自分たちの県内にあるのだと言うことを認識して欲しかったからです。

その次に、千葉県が醤油の出荷量出荷額が多いということはわかりましたが、千葉県の中でどこでそんなに所要生産しているのかと言うことについて調べます。これは既に下地として、地図帳の名、産地探しをやってる際に千葉県の中に醤油のマークがある場所と言うものを認識していますので、意外と早く確認することができました。県内には地図帳にマークが載っていなくても、醤油を生産している場所が他にもありますので、これはインターネットから情報を収集して確認しました。ここから千葉県の中では野田市にある。キッコーマンが醤油メーカーの中でも出荷額が1位であることを確認し、野田市について学習していく動機付けとしています。どちらかと言うとキッコーマンの工場を見学する動機付けになるでしょうか。この単元のゴールは伝統的な技術を受け継いでいる野田市の事について学習することですので、醤油作りがすごいねは単元の入口に過ぎません。なので、これを単元の学習問題としてしまうと、単元のゴールからはずれてしまう可能性があります。

ですから、単元のゴールにたどり着くためのきっかけとして、野田市では、いつから醤油作りが行われてきたのかということを問います。野田市のホームページを確認して、市の醤油作りの歴史にも踏み込んでいきます。ここまで土台を揃えたところで単元を通した学習問題「野田市では、醤油作りがどのように受け継いでてきたのか」が成立します。

今回は単元の学習問題を成立させるための土台を揃えるための1時間の様子をお伝えしました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見やご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。また次回もよろしくお願いいたします。

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