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文部科学省の概算要求
来年度の予算に向けた概算要求が発表されました。自分の仕事に関係のある文部科学省の概算要求を読んでみたいと思います。
概算要求とは、各省庁が次年度の予算にこれぐらいの内容を入れたいよーと言うことを財務省にお知らせするものです。これをもとに財務省が全体のバランス等見ながら予算を作成していくことになります。財務省が作成していく段階で、予算を削るためにカットされたり、縮小されたりする政策も出てきてしまうかもしれませんが、そうならないようにこれから財務省と文科省の攻防が行われるわけです。
こうした予算関係の文書は、文科省だけではなく当然自治体レベルでも予算が立てられ、どのような政策を実行していくのかということが大にされていきます。普通に教員をしていて目の前に来たものだけを見ているのではなく、こうした政策や計画に目を向けて国や自治体ではこういうことをしようと言うことを知っておくと、自分の仕事に良い影響与えるのではないかなと思っています。
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令和の日本型学校教育を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)に書かれていた事項を実行するための予算を確保するための要求と言うことになります。
実際に教職調整額を4%から13%にあげることや、学級担任手当を加算すること、小学校で教科担任制を拡充するための人員の確保のための予算など、実際に予算化に向けては、これだけの金額がかかっていくのだと言うことがわかります。
現場の教員としては、報道等で知る内容だけでなく、こうした元のソースもしっかりと見て自分たちの仕事のために、国ではこれだけの予算を立てるために、これから戦っていく人たちがいるのだと言うことを忘れてはいけないなぁと思いました。
今回は、文科省の概算要求の資料から考えたことを書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご参考になれば嬉しいです。ご感想はお気軽にコメントしていただければと思います。