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お金に対する見方を深める
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
能登半島地震では、人的な被害や、建物の被害だけでなく、生き物の被害もありました。
飼い主と生き別れになってしまった猫を救おうとするさまざまな団体の活動が紹介されています。
民間の団体が連携して、行政にデータを提供するような仕組みのようです。
生き物を飼われている方にとっては、家族と同じように大切にしてきた生き物ですから、離れ離れになってしまうことで不安なことも多いと考えます。
このような仕組みをもとに、多くの生き物が救われればいいなと考えます。
今この瞬間も、救援や復旧にあたっている方々への感謝の気持ちと、一刻も早く救援や復旧が進むことを願っています。
日経平均株価、最高値を記録
昨日の株式市場で、日経平均株価が最高値を記録しました。
日経平均株価の数値は、社会科ではどのような意味を持つのでしょうか。
株の話は、金融経済教育として、中学校の公民分野や家庭科、高等学校の公共や政治・経済、家庭科で取り扱うことになっています。
中学校の公民科では、大項目B私たちと経済 の中で学習する内容です。
小学校では、「価格と費用」についての学習が、例えば5年生の食料生産や工業生産の学習の中で出てきますし、貿易の学習も工業生産の学習の中で行われます。
物の値段がどのように決まるのか、といったことや、高くなったり低くなったりする仕組みは、子どもたちも日常生活の中でなんとなく感じることがあります。
人気のものは値段が高い、賞味期限が近いものは値段が安くなる、観光地などでは、値段が高い、といった例があります。
これらは、素朴理論と言って、生活の中で学ぶことで、誤った理解もありますし、正しい理解の場合もあります。
こうした素朴理論を使って、子どもたちに科学的な理論を身に付けるような学習を考えた研究もあります。
例えば、呂光曉(2015)児童の素朴理論を生かした小学校社会科経済学習 ー科学的社会認識の形成を目指してー です。
こうした学習をしながら、身の回りの経済活動に興味を持たせ、正しい知識を得ていくことで、将来的にお金に関するトラブルも防いでいけるのではないかと考えます。
今回は、お金の見方を深めるということについて書きました。
お読みいただき、ありがとうございました
ご参考になれば幸いです。
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