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分ける「目」を育てる すぐできそう!なクラスデザイン #141

算数で、かけ算の単元が終わり、三角形と四角形の単元に入りました。図形領域の学習が久しぶりなので、既習の確認も含めた一斉授業で導入を行いました。

使用している啓林館の教科書では、「どうぶつの家を作ろう」と言う活動が提示されています。動物の周りの点を結ぶと、いろいろな三角形や四角形が登場してきます。

定規を使って点と点を結ぶ直線を引く、と言う活動が入ります。直線を引く技能も、算数の学習では長さの学習の時に学んだ技能ですが、普段ノートを書く際に幾度となく使っている技能です。

三角形や四角形ができた後は、それらを2つの仲間に分ける、という弁別の活動が入ります。形の弁別も、これから幾度となく出てくる活動になりますが、ここでは既習の「さんかく」「しかく」が活用されて、弁別することができます。

「さんかく」と「しかく」を、直線の本数に着目して、「三角形」と「四角形」という言葉と結びつけていきます。

既習や、生活経験を元に、物事を分けるようになるには、物事の色々なところを観察する「目」を育てて行くことが大事です。

単純に言葉を知っているだけではなく、見たものを元に言語化していく力を育てていきたいです。

この学習も、一斉授業で進めていくと、既に知識を持っている子が「長方形」とか「直角三角形」のような言葉をどんどん出してきます。言葉の意味を説明してもらうようにして、初めて学ぶ子との差を埋めていくようにしています。

単純な知識だけではなく、表現力も重要だということです。

この後の学習は、三角形や四角形を弁別できるように、その構成要素がどんどん出てきます。言葉だけの理解にならないように、作図したり、色紙や画用紙で実際に作る活動を重ねていきたいと思います。算数見つけなどのアウトプットの活動を増やしたいです。

お読みいただき、ありがとうございました。ご参考になれば嬉しいです。


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