見出し画像

生成AIを活用する素地をつくる

本日は、Microsoft品川本社で行われた東京学芸大学附属小金井小学校主催のICT ×インクルーシブ教育セミナーに参加しました。昨年度に引き続き2回目の参加になりました。昨年度は小金井小で行われていましたが、以前はこちらで行われていたそうで、2019年以来のこちらでの開催だそうです。

当日配付冊子の表紙を撮影

ICTはすべての子供たちに有効な教育のツールだと思いますが、特別な支援を要する子供たちにとっては、ICTがあることでより学びを家属することができるツールとなります。
既に特別支援学校や特別支援学級の先生方によるたくさんのご実践がありますが、通常学級を担任している中でも、一定の割合で特別な支援を要する子供たちがいることが示されていますので、学校で教育をしていく上では、インクルーシブ教育の考え方はとても重要だと認識しています。

今回は、4年生と5年生の児童も参加して、実際に授業を拝見することができました。
休みの日に子供たちに登校してもらい、さらに学校外の場所で行うと言うことで実施までに大変なご苦労があったと推察します。
本当にありがたいことです。

今回のセミナーのテーマは、ICTに学びを救われる子はあなたのそばにいる、ということでした。
4年生の廣瀬修也先生の国語の授業では、Teamsや学習者用デジタル教科書を普段遣いしている様子が見て取れる子供たちの学び様でしたし、5年生の鈴木秀樹先生の国語の授業では、生成AIを普段遣いしている子供たちの、授業における新たな活用のあり方を示していただきました。

午後のセミナーやシンポジウムも、生成AIの話や、特別支援教育の話が中心となりました。
生成AIについては、2023年の7月に暫定的なガイドラインが出され、現在その改訂に向けて議論が行われている最中と言うことだそうです。
これからの時代を考えると、生成AIとどのように付き合っていったら良いのか、子供たちが大人になったときに当たり前のように使う世の中になっていることを考えると、今の子供たちに生成AIと付き合っていく上で大切なことをきちんと教えていく必要があると思います。
それは生成AIの使い方ということではなく、これまでの情報教育の中でも大切にしてきた、情報の出典を明らかにすることだったり、1つの情報だけではなく、複数の情報を比較して検討することだったり、1つの回答に満足することなく、別の考え方ができないかを検討したりする、といった思考方法なのだと思います。
その上で、まだ完璧ではない生成AIと言うものがあると言うことを認識し、必要に応じてうまく使っていく、そういう姿勢をまず持っていくと言うことなんだと思います。
本日の先生方のお話を聞いて、子どもたち今すぐ授業の中で生成AIを活用できる環境にあるわけではないですが、活用する素地は今すぐにでも作れると思いますし、すでに作り途中なのだと思います。
こうした意識を持って、また明日からの実践を作っていきたいと思います。

今回は、生成AIを活用する素地について書いてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!