社会参画に関する教育① シティズンシップ教育
シティズンシップという言葉を聞いたことがありますか。シティズン(citizen)とは、市民という意味ですが、社会科においては、公民(国民+市民)という言葉が使われています。
シティズンシップ教育とは、社会科においては次のような意味で使われています。
市民としての資質・能力とは、どのようなことを示しているのか。小玉(2015)は次のように述べています。
「自立した思考と判断」「意思決定に能動的に参画」というところが、社会参画と関わりが深いところかと思います。
自立した思考と判断とは、さまざまな情報をもとに、根拠をもとに自分の考えを決めることだと思います。さまざまな情報が溢れる中、他人の考えに流されずに、自分の考えを主張できるようになることは、大事な資質かと思います。
意思決定に能動的に参画とは、まさに社会参画そのものです。選挙をはじめとする政治や社会における意思決定の場に、自分から進んで参加することです。参加するためには、先ほどの自分なりの思考と判断がもとになります。
シティズンシップ教育で育てたい資質が、そのまま公民としての資質・能力に当てはまると思います。
次回は、シティズンシップ教育で育てたい資質について、詳しく先行研究に当たりたいと思います。
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