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身近に探す日本国憲法 冬の学び#9
身の回りの「なんでだろう?」から
みなさんが当たり前に通っている、電車に乗るための自動改札。改札の幅は、全部均一かと思った、そうではないですよね。幅が広いところや狭いところがあるのは、なぜでしょうか。
教科書会社の年間指導計画を分析する
令和6年度版の教科書の年間指導計画が出ているので、社会科の単元を分析していきたいと思います。
今回は、6年生の第1小単元です。
東京書籍の教科書では、「わたしたちのくらしと日本国憲法」という単元から始まります。
くらしと憲法のつながりを見つけていく、という大きなテーマが中心にあり、事例を見つけながら、日本国憲法の3つの原則について調べていくような構成になっています。
まだ冊子が手元にないので、公表されている年間指導計画によると、次のような事例が掲載されているようです。
・書店には色々な本が並んでいる。
・非核平和宣言の看板がある。
・教科書が無償で配られている。
・選挙制度や情報公開制度
・市の人権に関する政策
・戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える取り組み
教科書では、兵庫県尼崎市の事例をもとに掲載されていますが、ここは、自分の学校がある自治体の政策を調べていきたいところです。
この後の第3小単元で、子育て支援か震災復興の願いを実現する政治ということで、自治体の政治の働きを学習することになるので、それとのつながりを意識させたいからです。
自治体では、総合計画と呼ばれる、自治体の基本方針や政策がまとまっている計画を作っていると思います。
計画の中から、子どもたちが理解しやすいものを取り上げていき、写真や実物などの資料を提示して、憲法のどの部分と関連があるのかを調べたら面白そうです。
教科書を調べてまとめるで終わりにならないように
6年生の学習の始まりですので、国民主権や基本的人権の尊重などの言葉の意味を理解するだけの社会科にして、1年間の学習に暗い見通しを持たせることは避けたいです。
身近な事例を取り上げて、クイズ形式で紹介するのも面白そうです。光村図書の、国語の4月の単元で、「伝わるかな、好きな食べ物」という「書く」の単元があり、比喩や例えを使って相手に伝わる文章を書きます。
「ある機械の紹介をします。その機械は、貯金箱のようにたくさんのお金を受け取ります。ですが、そこからお金を出すことはありません。幅が広かったり、狭かったりします。この機械はなんでしょう」
ここから、なぜ幅が違うのか?という学習を進めていけたら面白そうです。
今回は、令和6年度年間指導計画から6年生の第1小単元を考えてみました。
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