見出し画像

地域社会への誇りと愛情

社会科「きょう土をささえた人々」の第7時です。前時の記事はこちらです。


埋め立てを決断した人々の思いを受けたその後の浦安の様子についてです。

漁師さんたちが出した3つの条件をもとに、海を汚さない、公害を出さないでまちを発展させる方策として、2つの計画が立てられました。
一つは、鉄鋼団地と呼ばれる鉄の流通基地をつくることです。鉄鋼団地は、鉄の加工工場を中心につくられましたので、航空写真を見てみると、煙突のある工場が一つもありません。先の約束を果たすために、空気や海を汚さない工場団地を作ったのです。

最後の約束、「東洋一の遊園地をつくる」ことをねらいとしてつくられた「オリエンタルランド計画」。今の浦安からは想像できない、ゴルフ施設やスポーツ施設を中心とした計画になっていました。
その計画を改め、浦安にディズニーリゾートを誘致しようと奔走したのが、当時の浦安町長(後の初代浦安市長)である熊川好生氏です。熊川さんの個人史をもとに、どのような思いがあってこれらの行動をとっていたのかを考える時間となりました。

板書写真の右下にあるように、漁師の願いや、浦安の今後の発展を考えて奔走したというところにたどり着くことができました。
このような先人たちの思いや願いをもとに地域が発展し、現在のまちが成り立っていることに気づく、という本単元の中心概念にたどり着いたということになります。

第4学年では、これらの学習を通して、地域社会に対する誇りと愛情、地域社会の一員としての自覚を養うことがねらいです。そのための教材選びは、自分たちの生活と深く関わっていると言うことを実感できる教材である必要があると思います。今回の教材は、副読本では、ここまで取り上げられていませんが、自分で教材を+ αして構成したものです。子どもたちのふり返りや今後の行動の変容を見守りたいと思います。

今回は、社会科「きょう土をささえた人々」の第7時の様子を書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想、ご意見はコメントいただけたら嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!