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【実践報告】しょうゆづくりのさかんな野田市<3>

第9時では、学習問題の答えを考える時間でした。
単元で積み上げてきた個別の知識を、一般化・概念化する時間と捉えています。
この時間を成立させるためには、単元の学習問題が単元を貫くものになっていて、毎時間にその答えを少しずつ出していく必要があります。
一飛びに答えにたどりつくのではなく、具体的な事実を丹念に調べて積み重ねることで、一般化できる概念が形成されるのです。

 第10時では、前時で出した答えをもとにして、地域の特色を踏まえた4コマCMづくりを行います。
単元で積み上げてきた個別の知識は、地域における特色と言い換えることもできます。その特色を入れ込んだ4コマCMにすれば、自然と地域の良さを伝えるCMとなります。

最初から特色は何?と聞くのではなく、これまで得てきた知識を構造化することを通して、「こういうのを特色というんだね」と帰納的に整理しました。

ここまでおさえた上でCMづくりを行うことで、しょうゆづくりだけではない、まちのよさをつたえるCMへと深まりが見られるようになります。

子どもたちの作品を載せられないのは残念ですが、Canvaをフル活用して素敵なCMができました。一方、地域の課題を捉えるという点については、もっと深められたというご意見もいただきました。授業者がどのように課題を捉え、取り組んでいきたいと思います。

今回は、しょうゆづくりのさかんな野田市の実践報告3を書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想をいただけたら嬉しいです。

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