算数の単元内での積み重ね
算数は、「式と計算の順じょ」という単元に入っています。
この単元では、四則の混合した式や( )を用いた式について理解し、正しく計算することができるようにします。
( )を先に計算する、乗法、除法を加法、減法より先に計算すると言った計算のきまりを、形だけ教えても子どもたちの理解は深まりません。
具体的な場面に即して、それを式と結びつける、という過程を経ることで、理解が深まるのだと思います。
啓林館の教科書では、買い物場面が取り上げられていて、お釣りを求める式をたてます。
120円のノートを1冊買って、500円を出した時のお釣りであれば、
500−120で求められますが、
120円のノートを3冊買って、500円を出した時のお釣り、となると、
ノート3冊の代金を求める120×3という式も必要になります。
これを言葉の式に表すと、「おつり=払ったお金ー代金」になるので、( )を用いて一つの式にまとめることができる、という過程になります。
こうした学習を経て、「複数の式を一つの式にまとめる」という算数で使えるスキルが子どもたちの中に残り、今後の学習に生きてきます。
単純に知識として教えるのではなく、こうした、「子どもたちが問題を解くのに使っていくスキル」の単元の中での積み重ねを効果的にしていく方法を検討しています。
おわりに
今回は「算数の単元内での積み重ね」をテーマに書きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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