見出し画像

家庭学習のために身につける力

先日紹介していただいた篠ヶ谷圭太先生『予習の科学』(図書文化社)と言う本を読んでいます。予習によって深い理解へとつながるような学習をするということについて書かれている本です。

これまで小学校の教育では予習と言うものはほとんど行われていなかったと思います。私自身も予習させるような事はありませんでした。塾や通信教育などで先行学習している子供たちも多くいるわけですが、やり方等は知っていても、いざそれを説明するとなると難しい場合が多いわけです。

学習の方法としては様々ありますが、本書によると、認知的方略とメタ認知的方略があるそうです。自分で学んできたことを根拠説明できたり、自分の言葉で言い換えたりすることができると。それは学習として1段階上のものだと考えています。

つまり、例えば算数において答えを出せると言う段階と、なぜその答えになるのか、説明できると言う段階は、学習でも段階があると言うことがいえます。

この辺のことを子供たちにも伝えていきたいとは思いますが、なかなか十分に浸透しきれてないなぁって言うふうな実感があります。
何のために学習をするのか、学習とは何なのかということについて、もう少し語れるようになりたいものです。

少し話がそれてしまいましたが、学習を深めるためには、家庭学習をした上での学校の学習をということで、深い理解を可能にすると言うのは本書の主張です。家庭学習を成立させるためには、学校での学び方の指導が必要だと思います。内容の指導ではなく、学び方の指導。また考えていきたいと思います。

今回は、家庭学習の在り方について考えてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!