ベルリンの公共バスが暴走!その時、乗客の反応は?
こんにちは。社会人になってから英語とドイツ語を習得、現在ベルリン在住のちかよりみちです。
本記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
昨日、ベルリン移住以来、初めて経験した公共バスの暴走について、その様子と気付きをまとめましたので、ご覧ください。
ベルリンの公共バス
ベルリンには、東西南北へ多数のバスが走っています。黄色い車体が目印で、連結車両や二階建てのバスもあります。
バス停には電子時刻表もあり、各バスの運行状況がリアルタイムで更新されます。
ただ、バスの到着は必ずしも時刻通りではなく、時刻前に来ることもあれば、30分遅れたり、突然無くなったりと、なかなか厄介でもあります。
バスの車内には、停車駅の電子表示板はありますが、壊れていたり、全く違う停車駅の表示がされていたりして、いつも正しいとは限りません。
日本のバスとはかけ離れていますが、慣れてしまえば何とかなる程度でもあります。
ところが、予想外のことが起きる場合もあります。
焦る乗客
朝、スーパーへ行った帰りにベルリンの公共バスに乗りました。
バス停には、異なる路線のバスが一気に3台も来たので、皆が右往左往。
乗車後も、正しいバスに乗れたか、車内を見回し確認する人も多く、落ち着きのない雰囲気でした。
騒がしくなる車内
よくある光景なので、気にせずスマートフォンでnoteを書いていると、走り出してしばらく経つにもかかわらず、何か様子がおかしいことに気付きました。
明らかに複数の乗客の顔が曇っていたので、車外に目を向けると…
見たことのない道を走っていました!
しかも全く停車する気配がありません。
止まらないバスに焦る乗客。
すると、バスの運転手がひとこと。
衝撃的なひとこと
大変申し訳ないのですが、曲がる道を間違えてしまいました。すぐに戻ります。
えっ…?
乗客同士が顔を見合わせます。
アナウンスを終えた途端に猛スピードで直進するバス。
有無を言わせぬ速さに呆然とする乗客。
本来走るべきルートに合流し、バス停で停車。
距離にして、5つの停車駅を通過したことが判明するも、乗客はドアが開いたことに安堵。
バスの運転手に道を聞いたり、乗客同士で道を教え合ったりして、それぞれがサッと降りて行きました。
なぜ乗客は怒らなかったか
日本人からしたら理解に苦しみますが、ドイツは謝らない人が非常に多い国です。
しかし、謝らないからこそ、謝った人を責めることはしません。
謝罪を受け入れ、根に持たない。清々しいくらいです。
運転手は道を間違えるという致命的なミスをしましたが、素直に謝りました。
だから、それ以降はお咎めなし。
事故を起こした訳でもないですし、騒ぎ立てたり、降車時に文句を言ったりする人もいませんでした。あらあら、どうしようかしら…というような感じで。
まとめ
今回の話は、ドイツ語で話したり、ドイツで暮らしたりする上で重要な事項のひとつです。
先に謝る傾向の強い日本人。真逆なので、ドイツ語を話し、ドイツで生活するようになっても未だにモヤモヤしてしまうこともあります。
言語そのものに加え、こうした特徴も知ることができると、相手との距離がグッと近くなるので、言葉って興味深いですね。
今日も語学と楽しく向き合えますように!
それではまた。