新年早々にドイツの道端に捨てられた元主役の行方
こんにちは!ベルリン在住のちかよりみちです。
今回は、新年にドイツの道端でよく見かけるある物についてまとめましたので、ご覧ください。
横たわる元主役
本場ドイツで祝うクリスマスでお伝えした生木のクリスマスツリーを覚えていらっしゃいますか?
約1ヶ月近く、癒しを与えてくれたモミの木ですが、新年が明けると…
こんな風に道端に捨てられてしまうんです。
役目を終えた途端、道端に放り投げられている姿を見ると、どうしても悲しくなってしまいます。
さて、このモミの木はその後どうなるのでしょうか?
どこへ行くのか?
一見すると、ただ転がっているようですが、実は指定された方法で地域の回収を待っています。
ベルリン州は、下記リンク先のサイトにスケジュールが掲載されています。
ドイツ語の勉強として、参考までに読んでみてくださいね。
回収後の用途
回収された木がどのように扱われるのか気になり調べたところ、主に以下の4つの方法がありました。
1. 堆肥化
回収された木は堆肥にするために粉砕され、地域の堆肥施設に送られ、土壌改良のための貴重な肥料が生成されます。
2. ウッドチップ(マルチ)
一部の市では、回収した木を粉砕して公園や庭で使用するためのマルチとして提供しています。
これにより、土壌を保護し、植物の成長を促進します。
3. バイオマス発電
一部の地域では、回収した木をバイオマス発電所で電力を生成するために使用することがあります。
4. 野生動物の生息地
回収された木は自然保護区や水辺に置かれ、野生動物の生息地を作るために利用されることもあります。
この他にも、回収に出さずに植え直す人もいると知り合いに聞きました。
まとめ
毎年、この時期に道端のモミの木を見ては行方が気になっていましたが、今回調べてみて再利用されることが分かったので、少しホッとしました。
明日、我が家のクリスマスツリーともお別れをします。
今日で見納めだと思うと寂しくて、いつもより少し長めに真夜中のクリスマスツリーを眺めています。
それではまた。