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留学後に1番辛かったこと

こんにちは。社会人になってから英語とドイツ語を習得、現在ベルリン在住のちかよりみちです。

本記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

さて、今回は留学を無事終えて、日本に帰国し、1番辛かったことをご紹介します。


日本へ到着!

20代後半に会社を辞めて1年間カナダへ留学。

やり切ったという思いを胸に、日本へ帰国。

ただいま、日本。

英語を身につけ、海外で暮らし、逞しくなっているであろう自分にある種の期待をしながら、家路に着いた。

順調だったが…

貯金を崩しながらの留学生活。ある意味、計画通りではあったが、見事に使い切った。

とにかく1日でも早く社会復帰をするため、仕事を探す。

久々の日本語や敬語に多少手こずったが、いくつか面接を受け、無事に正社員で就職。

仕事を始め、実家を出て、ひとり暮らし。

ようやく日本での生活が軌道に乗り始めた。

しかし、あることに気付いた…

まるで予想外

留学していた1年間。語学を必死に勉強し、新しい環境でゼロから頑張った。

毎日のように新たな出来事が起こり、数え切れないほどの出会いがあった。

そうした中で自分のモノの見方や価値観が徐々に変化していったように思う。

帰国後、昔から付き合いのある友達に会って話をするが、どこか違和感を感じた。

その後、留学前に知り合った誰と話しても、どこか違和感があった。

何てことはない。自分が変わったのだ。

留学中、さまざまなことが起こる中で喜怒哀楽を共にし、一緒に過ごしてきた皆が誰一人として側に居ない

そう、生活の拠点はカナダだった。

ここは日本。居るはずがない。

孤独だった。

帰宅後の日課

もちろん新しい環境で新たな人々と知り合った。

でも、すぐに気の合う仲間に…とはいかなかった。

仕事が終わり、遅い夕飯を食べながら、パソコンを繋ぎ、留学時代の仲間と話すことが日課となった。

さらに、年に1度、留学先だったカナダや友人達を訪ねるために、海外旅行をしていた。

でも、そんな生活は長くは続かなかった。

旅行が終われば、また元の生活に戻らなければならないので、再び孤独感に苛まれたからである。

真っ向勝負

旅行のように、一時的な再会や別れに一喜一憂することに疲れたので、ついに決めた。

空いている時間を全て、語学を活かせる活動に費やすことにした。

フリーランスでさまざまな通訳や翻訳の仕事を経験した。

そこに趣味で始めたダンスが相まって、新たなチャンスが生まれ、世界中の人々と知り合い、働く機会を得た。

そうして、ひたすらいろんなことに挑戦し続けていた時に知り合ったのが、生涯を共に歩むことになったドイツ人男性だった。

人生は不思議なもので、友人や恋人を探すと見つからない割には、何かに熱中していると、その人たちが現れる。

あの頃に知り合った人々とは、今も連絡を取り合っている。

留学先で出会った仲間たちも、時を経て、世界各地でそれぞれが新たな道を歩んでいる

まとめ

留学に行く前から帰ってくる時の心配をする必要はないかもしれない。

ただ、海外にいる時だけの時間を指して、留学が成功したかを判断するのではなく、留学後の人生にどのように結び付けていけるかが、大切なのではないだろうか。

留学中は、人生を凝縮したような濃い時間を過ごす。

それ故に、留学を終え、普通の生活に戻った時、留学前とは変わった自分に合う環境を見つけ出す力が必要になる。

留学で人生が変わる。

変えた後にどうするか?

元に戻るか、先に進むかは自由だ。

留学を考えている方のヒントになることを願いつつ。

それではまた。

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