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ブルックリンの名物書店に作品が選ばれる - Desert Island, Brooklyn NY

2020春コロナ禍のあとにやってくる世界のこと。働き方のあり方、家族や友人との過ごし方、そして僕自身はどうなるんだろう。日本では緊急事態宣言が解除されて、新しいフェーズに入った。コロナなんてもう終わったという人も増えている。世界に聞き耳をたてるとニュースや知り合いを通して、バラバラな情報が入ってくる。インフォデミックなんていうのもある今、時代や社会というワードもぼんやり感じる。

右往左往しながら、それぞれの正しさを信じて、疑って、生活を組み立てる。変化することとしないことがある中で、こんな世界になったらという想像力は今こそモノを言うんだと思う。意識は同じルーティーンを回っているようでも、引力のように自分の信じたいものに引き寄せられる。日々の暮らしを重ねるごとに、軌道修正されて目的地に向かう宇宙船のように。

画家ゴーギャンの有名な言葉で、「我々はどこから来たのか? 我々は何者なのか? 我々はどこへ行くのか?」というのがある。今こそ感じていること、経験していることを誰かとシェアしたい。

少し前置きが長くなったけど、ブルックリンのDesert Island書店のプロジェクト「Rescue Party 2020」に参加。9つのカードでアフターコロナの理想郷をアーティストが表現するというもの。僕なりに思い描いたユートピアを9つのワードと絵で表現してみた。

知りたいのは答えじゃない
増やすのはお金じゃない
交わすのは取引じゃない
作るのは捨てるためじゃない
眠るのは疲れたからじゃない
望むのは手に入れたいからじゃない
生きるのは死なないためじゃない
愛するのは嫌われないためじゃない
私でいることに理由はいらない

選ばれた作品はまとめられ、印刷されて出版されるとのこと。Desert Island書店はコロナ禍の影響もあるのか、経営状況は厳しいらしい。人々の生活が根っこの部分から変わろうとしているけど、文化的なことは後回しにされがち。その中でのこういう試みに、期待と応援をしたい。そしてリスペクト。


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