ちから mokumoku studio #絵本 #アート
2021年4月25日から、「こんなコロナのご時世ですが2 #こんコロ2」を連載します。 2020年春、緊急事態宣言発令を受け、mokumoku studioはこの未曾有な時間をアーティストとして記録に残すため「こんなコロナのご時世ですが #こんコロ(連載マンガ#こんコロ千秋楽)」を連載しました。 そして約1年後の2021年4月25日から3度目の緊急事態宣言が発令されました。同じ危機的な状況でも1年前とは確実に違う。環境も私たちも。 掛田智子という1人の人間が、何を思い何を感じているのか。 私というフィルターを通して見る世界は、あなたが見る世界とは違うだろうか。 コロナであってもコロナでなくても、身体は疲労し心はすり減るのだろうか。 日記的に心の情景を文章で表現し、ちからがそこからインスピレーションを受け絵で表現します。絵日記のように、2回目の春をドキュメントします。
mokumoku studioのアートワークをまとめています。
2020年春に感染拡大した新型コロナウイルスをテーマに、一人一人のストーリーに耳を傾けマンガにしました。 日常はどうかわったの? あるいは変わらなかったの?あの人、この人、あの街、この国、その家族、…様々なわたしがそれぞれのエピソードを語ります。
JAあいち中央さんの食育絵本「あおみっ子」シリーズの作画、ディレクションをmokumoku studioが担当いたしました! 食品ロスや地産地消をテーマにした絵本シリーズの一つ。今年から3年間、域内の幼稚園、保育園に配られます。 あおみ地域の特産のキャラクターが、楽しく美味しく学びながら、時には困難に直面しながら、食に関して学ぶストーリーです。 mokumoku studioはそのストーリーを絵本に落とし込みました。文を読みこみそれぞれのシーンを解釈、ビジュアライズしな
今年はmokumoku studio絵本の原画展開催を目標にしていましたが、コロ合いを見失い断念。商工会議所に出した補助金申請が受理されたにも関わらず活かせず残念でした。 一方で新たな経験ができる恵まれた一年でもありました。環境会議や平和事業のメインビジュアル制作、食育をテーマにした絵本、スポーツイベントの演出素材、YouTuberのチャンネルアートと関連グッズのイラスト、 書籍、WEB関連など、企業団体個人、多岐にお声がけいただき励まされ、仲間たちに助けられ、昨年からの定
掛田智子 文 ちから 絵 おかえり 広い空がみたい 手と足をのばして なんの不安もいらない 両面テープをかしてくださいませんか 今日の足あとを 空にはりつけるから
掛田智子 文 ちから 絵 Gの夢を見る もちろん初めてではない 雑誌など丸めて臨界体制であれど 最後の一打が打てない なぜ なぜ殺せない そのうちにGは 4倍ぐらいに拡大して 赤い光も放つGとなる 恐怖のあまり声をあげる その声で目覚める
掛田智子 文 ちから 絵 最近過ぎるお酒と自分をなだめる真夜中 暗示をかけるように大丈夫 明日は大丈夫 続いた緊急事態宣言とこの連載もあと数日 緊急事態であった自分たちの様を伝えたかった 数年後に振り返ることが楽しみだ そもそも 来月の自分さえ想像できないけれど
掛田智子 文 ちから 絵 こんばんはなにたべたいぜったいとんじる 今夜は豚汁 何食べたいか明確に分かる日たまにある今夜豚汁 そして具沢山であること 野菜室の残り物でいいのだ心と体整う今夜は豚汁
掛田智子 文 ちから 絵 他人の常識とひとつ屋根の下 2人暮らし 10年も経てば慣れる当たり前が増える すいもあまいもころしたいも ぜんぶあなただから
掛田智子 文 ちから 絵 電車の吊るし広告に人生を支配させない 価値観はわたしの財産 誇るべきも恥ずべきも マスク越しに泣いている私 山手線でどううつる
文 掛田智子 絵 ちから 朝部屋に 迷い込む蜂 混乱と 動揺よろめき 親指ほどの 存在と 人間としてのエンパワメント セブンのコーヒーカップで外に放つ 相方 あなたは誰より何より頼もしい
文 掛田智子 絵 ちから 忙しさにも悲しさにも食べ過ぎにも ゆるがぬような強靭ゴムのような身体と精神を欲す コオロギの鳴声数数え 風呂湯けむり 引きずる心重くも 美を見てしまうのは何故だろう
文 掛田智子 絵 ちから 夜間工事 騒音ありつつ 人が行う営み手仕事に 感謝しつつ 枕に頭を落とす 控えめな太陽と 久しぶりの高湿度 秋のドラマティックな風に 目のやり場に困る 1日の 生産性と意味合いを高めるため Twitterをひらく自分への苛立ちかな
文 掛田智子 絵 ちから 欠け始めたネイルポリッシュ わたしの眠気と 祭りの後のくたびれと 今宵の満月 一瞬たりとも同じ表情を見せない 切り取りたいのに捉えられない 水彩絵具のにじみのよう 完璧な秋晴れ わたしの腫れた身体を曝け出すのは気がひける
文 掛田智子 絵 ちから あったらいいな なきゃこまる 買い物も哲学であり 思想である 最近は 10年後も着れるか 90歳のわたしでも 着てるとこ想像できるか その視点で服を買う ファッションとは流行である でも 今の時の流れ それだけではない いつもわたしをしめす服を着る おばあちゃんになった時 今買う服を着る それが大切な目標のひとつ
文 掛田智子 絵 ちから 涼しい球場と寒い試合 それでもわたしはここにいる月もいる あまりにも 月が美しいものだから 動いてる仕草をおいかけようと 目をみはる 月はただ静寂にみえる 頑固な月に疲れて 飲み物をひとくち だしぬかれ 銀の棒超えるか 月のほぼど真ん中 瞬きせず見つめる 3分の2 3分の1 月と私達 変わり続けるよ
文 掛田智子 絵 ちから 化粧箱ひっくり返して みるわたしの狂気 さみしさと あせりと 誤魔化すようなうっとりと 大切な順番がシャッフルされてる 意識の中の無意識が透けて見える 自分がかわいそうにこわい
文 掛田智子 絵 ちから 大忠臣蔵を観ている 興味があるのは 自分の殿様のため 自分の命さえも投げ出す家臣がいて それは自分のアイデンティティを超えて まるで存在意義のように その忠誠心というのは なかなか想像がおよばない なぜ人はそうなれるのか そこまで捧げられるのか 現代の思想とはかけ離れつつも まったくいまどきありえない そう突き放すにはもったいない気がして なんだかヒントがある気がして 考えてる