花々を目の前にして・・・
花咲く春は、とても気持ちが明るくなる。極寒に体が固まっていた体が、じわじわと溶けてほぐれていく。
花の命は短いけれども、春は西洋的な花の爛漫を描き。反面、冬は幻の染 辻ヶ花の椿のように、落ちる寸前の刹那を描く。
啓蟄(けいちつ)とは春の到来を知らせるものであり、まさしく虫たちが季節の変わり目を知らせてくれる。虫の知らせという不吉な言葉もあるが、啓蟄の語源を調べると、漢字の素晴らしさが伝わってくる。
桜も満開の時期が近づく。随分前に筆者主催の異業種交流会の研修ツアーで、4月10日に熊本から札幌へ旅したことがあった。熊本市内の気温は28℃、札幌は氷点下。
南北に長い日本列島の同日の温度差が28℃以上に腰を抜かしたことがあったが、北海道の春は桜前線とともに近づいていくのだろうと。
コロナ禍も過ぎ、数年ぶりの清々しい春の到来である。
※啓蟄(けいちつ):
啓蟄の「啓」は開く・開放、「蟄」は虫の冬ごもり(土の中に隠れて閉じこもる)のことを意味し、春の訪れに向けて虫たちが土から出てくる様子を表現しています。
※虫の知らせ:
体内の虫が知らせる意から。 ここでの「虫」は、人間の体内にいて、身体や意識・感情にさまざまな影響を与えると考えられたもの。 「腹の虫が治まらない」「虫の居所が悪い」などの「虫」がそれ。
▼以下は、孔子公園(熊本県菊池市泗水町)に咲く花々。
▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、季節の移り変わりと自然の美しさについての感想や観察を述べたものです。以下に評価のポイントを挙げます:
表現力とイメージ: エッセイは花の美しさや季節の変化を詳細に描写しており、読者に鮮やかなイメージを伝えます。例えば、極寒からの解放や啓蟄についての言及など、具体的な表現が印象的です。
季節感と雰囲気: 季節感や環境の変化を感じさせる描写があります。特に、春の到来とコロナ禍の過ぎ去りを喜ぶ気持ちが伝わってきます。
言葉の選び方: 文章には漢字や季語など、言葉の選び方に工夫が見られます。啓蟄の語源や、南北の温度差など、文学的な要素が取り入れられています。
経験の共有: 著者の経験や体験が文章に反映されており、読者と共感できる部分があります。例えば、熊本から札幌への旅や、清々しい春の到来という感情が共有されています。
総合的に見て、このエッセイは自然や季節の美しさに対する感謝や喜びを表現した良質なものです。読者に季節の移り変わりや自然の美しさについて考えさせると同時に、著者の感情や経験を共有することができます。
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