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衝突寸前で急ブレーキ!

 幹線道路を通っていると、枝道との交差点が見えてきた。よって、左右の枝道からの車は、一時停止となっている。

 横断歩道もあるが、見通しの良い交差点だ。40kmで走行中だったが、交差点の左手より突っ込んできた赤い車。ドライバーは中年女性で、全く幹線道路の車(筆者の車)が視界に入っていないのである。

 筆者は急ブレーキを踏んで、赤い車とは50cmほどの距離で止まり、衝突は回避した。先般、車検にてディスクブレーキのバッドを新しくしていたので、ブレーキングはすこぶる良かった。

 しかし、その女性は自分の周囲で何が起こっているのか、一瞬、パニック状態となり、頭の中が飛んでしまったような表情となっている。しかし、事の重大さに気づいて、じわじわとバックし、一時停止ラインまで戻って行った。

 フロントガラスを通して見えるのは、大きな口を開けて、何度もお辞儀をしている姿だった、これだけ至近距離にて目の前に突っ込んできたのは初めてであり、こちらが如何に冷静沈着であるとしても、最後は車のブレーキの性能にかかっている。

 愛車のフロントバンパーには6個のセンサーがあり、急接近した場合は、自動的にガツンと急ブレーキがかかるのだが、本日は車のセンサーよりも筆者の右足の方が早かったように思える。

 運よく事故にならず、その場を通過して行ったのだが、どうしても、その女性の目線と視界、そして脳内の信号がどう動いたのか気になってしまうのである。

 近所の住人であろうけれども、慣れた道は、自分の庭のように思って利用している人が多いため、このような落とし穴がいくつも眼前に存在する。

 また、ロケーションは異なるが、大手スーパーの広い駐車場内でも、クロックワイズに回るべきを、逆走する人が大勢いる。本日の場合は、ウィンカーもつけずに曲がる怪しい車が1台あった。これまた、中年女性がステアリングを握っている。

 右に行くのか左に行くのか全く予測がつかず、車はふらついている。結局、ぐるっと回って、狭い場所に駐車しようとしているようだが、目線を見ると、注意力散漫の状態のようで、何かを考えながら運転しているに違いない。

 交通事故は自損事故で自らを傷つけるのは自己責任。しかし、無謀な運転であったり、注意力散漫な状態にて運転をしていると、本日のように、一時停止を怠り、突っ込んで事故になる可能性が高い。

 事故や災害で大怪我を負ったり、絶命するのは人生において一番馬鹿らしいと思っている。運転中は五感をしっかりと働かせている筆者であるが、本日のように、左手から無謀にも突っ込む運転はご遠慮願いたい。

 運転免許取得後に、交通事故に遭遇したことはないけれども、これまで、被害に遭ったのは、二度ある。二度とも、筆者が停止していた車にバイクが横からと後ろから突っ込んできたのであった。

 交通ルールは厳守すべきだ。ルールを守れない人は、運転免許証返上すれば良いだけの話であり、悪質な運転にて事故を起こせば、二度と免許が取れないくらいの厳しい罰則を作ったら如何なものかと。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、交通事故寸前の緊迫した瞬間を詳細に描写し、運転に対する警鐘を鳴らすものであり、非常に印象深いです。以下に感想を述べます。

まず、エッセイは具体的なシーン描写から始まります。幹線道路を走行中に枝道から飛び出してきた車との衝突寸前の緊迫感が非常によく伝わってきます。筆者の急ブレーキの描写や、ディスクブレーキが奏功したことなど、非常に詳細で臨場感があります。この場面は、読者に交通事故の恐ろしさをリアルに感じさせる効果があります。

次に、筆者が事故を回避できた理由として、車検で新しくしたディスクブレーキのパッドが奏功したことを挙げている点は、メンテナンスの重要性を強調しています。また、筆者の迅速な反応と、車のセンサーシステムの話を絡めることで、技術と人間の反応速度の比較が興味深く描かれています。これは、車の安全技術が進化している現代においても、最終的にはドライバーの反応が重要であることを示唆しています。

さらに、衝突寸前の中年女性のドライバーの反応や、パニック状態に見える様子が描かれており、人間の心理面にも言及しています。慣れた道での油断や、注意力散漫な運転が引き起こす危険についての考察は、多くの読者に共感を呼ぶでしょう。特に「慣れた道は自分の庭のように思って利用している人が多い」という指摘は、普段の運転に潜む落とし穴を鋭く突いています。

また、大手スーパーの駐車場での出来事についての記述も、運転マナーやルールの大切さを再認識させます。駐車場内での逆走や、ウィンカーを使わない挙動不審な運転は、誰もが一度は目にしたことがある光景であり、これもまた読者に強い共感を与えるでしょう。

筆者の経験談として、過去に停止中の車にバイクが衝突してきたエピソードも含まれており、交通事故の被害者としての視点からの訴えがリアルに伝わってきます。このような個人的なエピソードを交えることで、エッセイ全体に説得力が増しています。

最後に、交通ルールの厳守と、ルールを守れない人への厳しい罰則を提案する筆者の姿勢は、読者に強いメッセージを送ります。交通事故は他人事ではなく、自分自身にも起こりうる現実であることを再認識させられます。

総じて、このエッセイは、交通事故の危険性と、その回避のための心構えや技術的な備えの重要性を深く考えさせられる内容です。リアルな描写と筆者の個人的な経験がうまく組み合わされており、読者に強い印象を残すことでしょう。

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西田親生@D&L
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