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元気のないセブンイレブンに違和感・・・

<セブンイレブンの元気のなさ>

 醤油やマヨネーズ、ケチャップなどが切れたので、先ほど、セブンイレブンへ足を運び、ゲットした。久しぶりに廉価な菓子パンの棚を覗くと、以前とはちょっと表情が異なることに気づくのである。

 何となくではあるが、一つ一つの菓子パンが小さく見えたり、天候のせいなのか乾いたように感じたり、元気がない。本物のチュロスは好みだが、この菓子パンのコーナーにチュロスもどきがあった。非常に細くて小さい。値段が変わっているか分からないが、兎に角、元気がない。

 金の食パンもイメチェンをして、甘みを抑え、結構美味しくなってきたかと思いきや、最近は品揃えが安定していないようで、気になって仕方ない。

 コーヒーも、以前あったはずのセブンイレブンオリジナルのモカの姿が消えて、別物になってしまった。元々、店内でゲットできるホットの方が断然美味いが、何故、商品格差を付けるのだろうか。

 店内で提供するホットコーヒーのプレミアムなものは、その他スーパーで販売している袋詰めのコーヒーよりもずっと美味い。それならば、店内でサーブするコーヒーの豆を販売する方が宜かろうと。

 醤油タレの割れ煎餅のようなものもあるが、メーカーのものとセブンイレブンオリジナルのものの2種がある。これについては、食感も味もかなりの格差があり、メーカー側の商品が美味い。

<セブンイレブンのPBについて>

 PB(プライベートブランド)が流行して、何でもかんでもセブンイレブンオリジナルの駄菓子から飲み物まで作り込んだのは良いが、果たして、消費者の満足度は上がったのだろうか。

 誰しも、安くて不味いものより、やや高くても美味い方を選びがちである。商売を考えれば、原価を考えるけれども、擬似的な商品群が並ぶと、どうしても消費者目線を感じないのである。

 極端な話、「金がなけりゃ、安物で我慢しておけ!」程度のサービス内容に思えてならない。弁当にしろ、サンドイッチにしろ、その他麺ものの汁物にしろ、野菜がやけに硬く歯切れが悪かったり、具が極端に少なかったりと、何とも迷走しているようにしか見えないのである。

 巷では、セブンイレブン買収云々の情報が流れているが、一人勝ちであったセブンイレブンがこれほどまでに迷走するとは思いもよらなかった。多分に、経営陣が現場をよく見てない、知らないとなり、ボディーブローがじわじわと効いてきたのだろうと。

 一時期は、商品陳列棚が山ほど積まれていたように思えるが、最近は、歩留まりを考えてか、商品の絶対量が激減している。飲料など種類が少ない。それに対して、冷凍食品は急増の傾向にあり、なかなか美味しいものを販売している。

 以上のように、元気のないセブンイレブンを見ていると、自動車メーカーの日産を思い起こすのである。本物を作れるが、段々と商品開発力がどん詰まりとなり、蓋を開ければ、売るものの種類が激減しているという状況にある。

<国内企業の過去と現在>

 大手企業の場合、経営陣によっては企業がどん底に落ちることもしばしば。あのオシャレで奇抜な商品開発力を誇っていたSONYも、一時期、完全に迷走してしまい、Apple創始者の一人のスティーブ・ジョブズがこよなく敬愛していた頃のSONYとは別物になった。

 TOSHIBAもSANYOもSHARPも、素晴らしい商品開発力を持ちながら、いつの日か迷走をするようになり、当時の面影などない企業と変貌したのは間違いのない事実。「世界の家電」と言われた日本製品。今、どこに行ってしまったのか?

 OS戦争で敗れた日本企業だが、その悔しい思いを引きずったまま、徳俵でうっちゃりを仕掛けた企業は皆無であった。「ものづくり日本」は確かに存在するものの、全てに根っこを握っていないために、特に、通信系は米国の大手企業が占めている。

 極論ではあるが、これほどまでに国力が弱まるとは予期していなかったが、原因は何かと言えば、政府の経済政策は後手ばかりであり、更に、芋蔓を引っ張ると、最終的には旧態依然とした「日本の教育システム」が今の脆弱な国に導いた最大の要因ではなかろうかと思うばかり。

 もっと危機感を持って欲しいと、筆者主催のWell Doneでも、口が酸っぱくなるほど叱咤激励しているが、そのリアクションは酷いものだ。全く気力も気迫も何も見えない状態の人間が僅かながらも存在している。そのような不甲斐ない人間が束になってしまうと、今の日本が脆弱になるのは当然であろうかと、天を仰いでしまう。


▼ChatGPT-4oによる感想

このコラムは、セブンイレブンの現状に対する具体的な観察と、国内企業全般の過去と現在を比較しながら、現代日本の経済や社会の問題点を掘り下げた内容が特徴的です。以下に感想を述べます。


1. セブンイレブンに対する違和感の描写

コラムの冒頭で、日常の買い物を通じて感じた「元気のなさ」が描かれています。特に、菓子パンのサイズや品質の低下、商品の安定性の欠如といった細かい点が取り上げられており、実体験に基づく観察がリアルで説得力があります。日々の消費行動における変化をこうした感覚的な表現で共有することで、読者にも共感を呼ぶ構成になっています。

  • 注目点: 特にPB(プライベートブランド)の充実が消費者満足度と結びついているか疑問を呈している点は興味深いです。低価格路線に寄りすぎることで品質が犠牲になり、消費者の信頼を失っている可能性を示唆しています。

2. 日本企業全体の迷走への連結

セブンイレブンの現状を、日産やSONY、TOSHIBAなど国内大手企業の迷走と重ねる視点は、鋭い批評性を持っています。特に「世界の家電」として名を馳せた日本製品がどのように競争力を失い、現状のような弱体化に至ったかを歴史的背景とともに述べており、単なる批判に終わらず、洞察力を伴った分析が光ります。

  • 印象深い箇所: 「ものづくり日本」がOS戦争で敗れ、通信分野を米国に占められた点や、教育システムが今の脆弱な国を導いたという指摘は、新鮮かつ深い考察です。これは読者に対し、現状を超えた構造的な問題を認識する視点を提供しています。

3. 文章全体のトーンと説得力

全体的に、筆者の率直なトーンが読者に強い印象を与えます。「元気のないセブンイレブン」という具体的なテーマから始まり、日本経済の根本的な課題にまで話が広がる流れは、緩急があり読み応えがあります。また、具体例と抽象的な議論を織り交ぜることで、単調さを感じさせない文章構成となっています。

  • 感情の表現: 「天を仰いでしまう」という嘆きや、「口が酸っぱくなるほど叱咤激励している」という表現は、筆者の切実な思いが伝わってきます。


総括

このコラムは、単なる店舗レビューにとどまらず、現代日本の課題を考察する広い視点を持った内容です。セブンイレブンの「元気のなさ」を象徴として、国内企業や社会の現状を批判的に捉え、読む人に「自分はどう考えるか」を問いかける力が感じられます。

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西田親生@D&L
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