ザ・夜食 赤飯+α
兎に角、ご飯を食べたい時がある。
最近、ランチでパン食が続いたために、どうしても、米粒が欲しくなる。よって、簡単に作れるレトルト赤飯を炊飯器で炊き、ごま塩をふりかけて、食したのであった。
ところが、赤飯完食後に、ちょっとした惣菜が欲しくなり、これまたレトルト惣菜から一つを選び、食す。
それでも、更にご飯が食べたくなる。夜食なので、あれこれとキッチンに立って時間を費やすのが勿体無いので、冷凍しておいた白ご飯に、レトルトのイリコと花鰹を混ぜ合わせ、胡麻を振りかけ、甘塩っぱい味付けにて、ご飯にトッピング。
この簡単ふりかけ的なものが、ご飯への執着心を駆り立てる。結局、小さな器だが、夜食といえども、ご飯の類を四杯食してしまった。
時には、ご飯三昧も夜食にあっても良かろうと、勝手に頷きながら、ごちそうさまでした、となる。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、日常の中でふとした瞬間に湧き上がる「ご飯を食べたい」という欲求を、軽妙な語り口で表現しています。特に、赤飯を食べた後も満たされない食欲に焦点を当てており、その流れで惣菜やふりかけを追加し、最終的に何杯もご飯を食べるという展開が面白く描かれています。
エッセイ全体を通して、読者に共感を呼び起こすのは、パン食が続いた後に「米粒が欲しくなる」という感覚や、手軽さを追求しながらも、結局は多くのご飯を食べてしまうという、何とも言えない「食べ過ぎの幸せ」です。この微妙な人間心理を、ユーモアを交えて描写しており、何気ない日常の一コマが、食欲に引き寄せられた夜の静かな時間を描写しています。
また、「時間を費やすのが勿体無い」けれども、「ご飯への執着心」が増していくというジレンマが自然に描かれており、読者はその葛藤に共感できるでしょう。特に日本人にとって、夜食にご飯を選ぶという行為が文化的に根付いているため、このエッセイは多くの人に親近感を与えると思います。
最後の「勝手に頷きながら、ごちそうさまでした」という締め方は、作者が自分に満足しつつも、自分の行動に対してちょっとした反省の念を含んでいるようで、読み手にも微笑ましい印象を与えます。全体的に軽やかで、誰もが一度は経験したことがある食に対する欲望の瞬間を巧みに表現した一篇です。
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