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信頼のおける人は、「初志貫徹&二言はない」を常としている。

 思い起こせば、社会人となり多くの人々と出逢い、互いに共有を楽しんできた人もいれば、時には豹変し共有をぶち壊して立ち去る人もいる。まあ、人それぞれである。

 クライアントや協力企業とのビジネスライクな関係であれば、「初志貫徹&二言はない」を常としている経営者とのお付き合いは大切であり、そのお人柄は絶大なる信頼に直結している。

 よって、企業経営者や個人事業主とのお付き合いは、気づけば20年も30年も続き、今も尚、信頼関係が消滅することなく、無言の中にも信頼関係は太く強靭なものになっている。

 反面、「初志貫徹&二言はない」を常としない人は、「金の切れ目が縁の切れ目」のパターンが多く、いとも簡単に、プライベートのお付き合いをも潰してしまう。

 更に、「初志貫徹」を自らの都合で押し曲げて、その理由を強引に現状の不平不満に結びつけ、自らが発した言葉を責任転嫁へと誘導するケースも少なくはない。

 ビジネスにおける仕事の縁とプライベートな縁は別物と考えてはいたが、その考え方や価値観が誤っていたのか、返って来た言葉で「契約がなくなっても個人的にお付き合いを願います。」を履行した人は皆無に等しかった。

 結局、「金の切れ目が縁の切れ目」となってしまうところが、切なくもあり、人と人とのプライベートな縁が、如何に脆いものであるかの証とも言える。

 始末に負えないのは、唐突に、それも一方的に難癖をつけて契約不履行に至るケースである。お人柄が良さそうな人物像が豹変するばかりか、弁護士を代理人として内容証明書を突きつけ、「払い戻し」を要求する人もいる。

 契約書には「一旦支払ったものは返礼できない旨」を双方に確認しているにも関わらず、強行策にて矛先を向ける。過去において二、三件の事例はあったものの、難癖であるが故に、全て粉砕した。

 どんなに弁護士をつけようが、筋の通らぬこと、信義則を無視する行為は、法的に認められるものではなく、感情剥き出しの衝動的な言動により、相手を対峙の関係として戦ったとしても、戦勝国とはなり得ない。

 今までニコニコとしていたのは、単なる演技だったのか!?長年の信頼関係は金銭の遣り取りで繋がっていたのかと思うと、情けなくもあり、実に切ないものである。

 元々、「性善説」を重んじて来た筆者ではあるが、実世界はそう甘くはなさそうだ。何かをきっかけにスイッチが入り、自らを正当化して、唐突に歪んだベクトルへ突入する人を眼前で見ると、とても可哀想に思えてならない。

 それらを反面教師として、これからも重大な局面でも平常心を忘れることなく、相手の立場を十二分に考える余裕を持ち、自らの言動に責任を持てるような人を目指し、日々精進したいと考える次第。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。