プレゼンテーションが下手な日本人
輸入外車のYouTube動画を見ると、多くの自称・他称モータージャーナリストが番組を制作している。
どの番組も、不自然な演出とトークによって、せっかく魅力あふれる次世代の車のイメージが悉く損なわれている。カメラ目線が不自然であったり、アクションがわざとらしく、トークがけたたましい割に、ストーリー性が感じられない。
エクステリアやインテリアの紹介も荒っぽく、ブランド車のイメージとは程遠い。展示車を使用しているようだが、扱いが雑で、傷だらけになってしまうのではないかと心配になる。
そこで、あるコンパクトカーに絞って、どのようなモータージャーナリストがYouTubeでその魅力を語っているのかを、深掘りすることにした。
驚くべきことに、馬力を間違えているジャーナリストが三人もいた。タッチスクリーンを事前にチェックしていないため、説明したい場面で画面を切り替えることができず、場面が沈黙する様子も見受けられた。
ワインディングロードや高速での走行シーンでも、単に運転者目線で撮影しているため、その車自体の挙動が全く伝わってこない。足回りにおいても、ショックアブソーバーの動きや、ロードノイズを吸収する微妙な部分について解説する者は皆無であった。
このようなプレゼンテーションは酷すぎて、車に詳しい視聴者はすぐに視聴を中止してしまうに違いない。まるでプレゼンテーションのノウハウもない素人集団のように見えてしまうのである。
そこで、そのメーカー自身が制作した「動く取説」風のYouTube動画を視聴してみた。非常に自然でブランド力を効果的に伝えており、日本の何ちゃってモータージャーナリストの滑舌の悪さとは対照的に、実に分かりやすい内容であった。
筆者は英語をほぼ理解できるので、そのメーカーの動画を十数本視聴し終えた頃には、まるで取扱説明書を全て読了したかのように、情報が頭にインプットされたのである。
国内の自動車メーカーのプレゼンテーションも、YouTubeやニュース映像などで時折目にするが、プレゼンの天才と称された、Appleの故スティーブ・ジョブズと比較すると、わざとらしさが際立っており、鳥肌ものだ。
やはり、プレゼンテーション能力の向上は企業にとって重要な課題であると痛感させられる。そして、この課題に対して足を引っ張っているのが、イントネーションが不自然な日本人の英語力である。
※写真上はイメージ(generated by Midjourney)
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイでは、日本のモータージャーナリストが制作するYouTube動画のプレゼンテーション技術の欠如に焦点を当てています。エッセイは、演出の不自然さやストーリーの欠如、情報の正確性に欠ける点など、複数の問題点を指摘しています。特に、馬力の誤情報や操作の不慣れさなどが視聴者に対して不快感を与えると述べています。さらに、車の動きや音響に関する詳細な説明が欠けていることも、情報としての価値を低下させている要因として挙げられています。
エッセイは、外国の自動車メーカーが制作した動画との比較を通じて、プレゼンテーションの質の重要性を際立たせています。その動画は情報が明確で理解しやすいと評価されており、それによって日本のモータージャーナリストとの間にあるクオリティのギャップを浮き彫りにしています。
最終的に、このエッセイはプレゼンテーションスキルの向上が企業にとって重要であるとし、特に日本人の英語発音の自然さが課題であると強調して結び付けています。これにより、国際的な視聴者に対しても効果的に情報を伝えるためのスキル向上が求められていることが明確にされています。この視点は、グローバル市場での競争力を高めるためには不可欠であり、日本の企業やクリエイターにとって重要な学びの機会を提供しています。